フリーランスエンジニアのミツキ(@MitsukiEngineer)です♪
SEとしてこれから働く、SEとして現時点で働いている方でキャリアプランやキャリアパスを考える方も多いかと思います。そこで下記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
いきなり面食らうかもしれませんが、まずキャリアプランやキャリアパスを考える前に重要なことがあります。
それは「ライフプランをしっかり考えること」です。キャリアありきの人生ではなく、人生ありきのキャリアなのでこの考え方はとても重要です。
その点を抑えた上でキャリアパスを決めていきましょう。本記事では、まずライフプランの決め方に関する事例を紹介した上で、キャリアプランをどのように考えていくべきかについて解説していきます。
SEとしてのキャリアプラン・キャリアパスを考える前に重要なのは「ライフプランを考えること」
冒頭にてお伝えした通り、キャリアプランを決める前にライフプランを考えることがとても重要です。
SEをやっているとついつい目の前の仕事に追われて、「仕事、仕事、仕事」となりがちですよね?
僕自身も仕事人間なのであまり人のことを言えないのですが(笑)、いくら仕事がうまくいっていてもプライベートがめちゃくちゃだといずれ仕事にも歪みが出てきます。
「人生の大半は仕事してるでしょ!」という声も聞こえてきますが、そもそも仕事ってなんのためにしてるんでしょう?仕事が好きだから?お金のため?暇つぶし?
大半の人が「生活のため」と答えるのではないでしょうか。少なくとも僕はそういう気持ちで仕事をしていた時期が長かったです。それではどんな生活をしたいか?そこから考えるのが大事なわけです。
SEのライフプランの考え方 ~キャリアプランの前に考える~
ライフプランというと、20代の方ならあと70年ちょっと、30代の方でもあと60年ちょっとと大分スケールの大きい話になってきますね。(100歳を基準)
この記事を書いている僕は現時点(2019/5)で31歳。正直残りの69年をどう過ごしていくかがはっきりくっきり決めているわけではありません。でも軸はちゃんとあります。
- 生涯現役で仕事をし続けること
- 限界を決めずにチャレンジし続けること
- 幸せな家庭を築く/公私のバランスをしっかり取ること
- 理想の人生を築きたいと思う人と一緒に仕事をすること
- 時間や場所に縛られずに仕事をすること
ざっくりとですが上記の通り。ライフプランと言うと思考が停止してしまう人もいるかもしれませんが、人生で大事にしたい・優先したいことをしっかり決めることが大事なわけです。
上記はあくまで僕の考えなので、別に下記のような感じでも問題ありません。
- 50歳にはリタイアする
- 子供が育ったら夫婦で田舎暮らしでのんびりする
- 40歳から世界を遊び回る
あなたがこんな人生になったらいいなを決めればOKです。
SEのライフプラン→キャリアプラン・キャリアパスの考え方:まずは5年後を考える
ライフプランを考えたらその後でキャリアプランを考えていきます。
僕の場合で言うと長期的な目線で考えるのが苦手なので、5年後にどうしたいかを考えてその上でキャリアプランを考えています。
- 5年後はどんなライフスタイル送っているのか?
- 5年後はどれくらいの収入なのか?
- 5年後はどのような家族構成になってるのか?
このような観点で見た上で、どのようなキャリアプランを送るべきかを考えていきます。
僕の5年前(26歳)の考えと現実は下記のようになっています。
- 会社員よりはフリーランスが良い
- できれば結婚していたい
- 働く場所と時間を選びたい
- SEにこだわりはない
- フリーランス6年目
- 結婚3年目
- 来月からリモートワーク
- 来月からSE→Webマーケターへキャリアチェンジ
明確にというよりはざっくりと考えてはいたのですが、結構実現できています。
僕は資格を取りたいという願望はゼロですが、なにかやりたい仕事があってそのために資格が必要であれば組み入れるのもありですね。
続いては更にキャリアプランを考える上でしっかり抑えておくべき点を解説していきます。
SEのキャリアプラン・キャリアパスを考える上で抑えておくべき点
SEのキャリアという点で見ると色々ありますよね。ざっくりとですが、下記のようなキャリアパスが代表的です。(なお、平社員でずっと何となくいくというのは個人的に嫌いなので僕の頭の中にありません笑)
- IT企業で出世を重ねていく
- 会社で力をつけてフリーランスSEとして企業へ常駐しながら仕事をしていく
- 会社で力をつけてフリーランスSEとして在宅で仕事をしていく
- SEとして力をつけつつ、キャリアチェンジする
- SEをやりながら、別の仕事も掛け持ちでやる
つまり、キャリアとして抑えるべき点は「選択肢は一つじゃないので色々な選択肢から自分の理想を見つける」ことですね。
いくつか疑問に持ちそうなところで、パターン例を挙げながら解説していきますね。
女性SEのキャリアプランの考え方
僕の妻もSEで現在フリーランスをやっているので、女性SEという観点でパターン例として見ていきます。
女性でSEと言うとリケジョってイメージがあるかもですが、僕の妻はバリバリの文系出身です。会社員として8年ほどSEをやった後にフリーランスとなって6年ほどです。
女性でフリーランスSEと言うとあまり多くないかもしれないですが、正直やる気さえあれば誰でもできます。
むしろ女性の方が活躍することもあるくらいなので、ぶっちゃけ女性だからという理由でキャリアに違いはそんなないですね。
ただ女性には出産という大きなライフイベントがあるので、それを考慮した上でしっかり考えていく必要があります。出産後にフルタイムで働きたいのか、時短勤務にしたいのか、それとも専業主婦になるのか。
選択肢は色々なので、旦那さんの収入とも相談しつつ決めるのがベストです。仮に出産後でもフリーランスとしてバリバリ働きたいという人もいると思いますが、そういう働き方も今の時代は可能なので理想として持っておくのは全然問題ありません。
SIerのSEのキャリアプランの考え方
続いてがSIerに就職したSEのキャリアについて。
僕自身も新卒で就職した会社は独立系のSIerでした。僕のキャリアパスについては後述するので詳細はそちらを見ていただきたいのですが、SIerで昇進して上り詰めたいという方もいますよね?
かく言う僕もそのうちの一人だったのですが、SIerでの昇進でのキャリアアップは下記のような理由で僕は辞めました。
- ある程度昇進しない限りは稼げない(課長以上)
- 昇進するまでに時間がかかる(上が詰まっている場合)
- 責任>給料となるのが目に見えている
- 上司が楽しそうじゃなかった
すべての会社が当てはまることではないと思いますが、大抵の会社は当てはまるはず。上記のような逆境に耐えうるならどうぞ昇進を目指してみてください(笑)
SEのキャリアは30代からでも遅くない
もともと別の仕事をしていたけど、30代からSEを志してキャリアチェンジする方もいますよね。僕の周りはなぜかそういう人が多いのですが、30代からSEは決して遅くありません。
30代でSEになってどれくらい活躍できるのか?僕の経験でいうと努力次第で下記のようなキャリアパスを積むことが可能です。
- SEとしての下地:別業種からIT企業へ転職してSEへキャリアチェンジ
- SEとしての下地:IT企業で働きつつあいた時間にプログラミング学習
- 1年後勉強したプログラミングスキルを活かして転職
- 更に1年後、そのまま働いてもOK、フリーランスになってもOK
上記の感じで30前半から頑張れば30代のうちに年収1千万も夢じゃありません。
文系SEのキャリアプランの考え方
最近よく下記のようなDMがTwitterで来ます。
別に文系出身でも何ら問題ありません。僕自身文系出身ですし、今や半分くらいは文系出身です。
なので文系出身だからという理由でキャリアプランの考え方が変わるわけではありません。他の方と同様の考え方をすれば問題なしです。
SEからキャリアチェンジするのも大アリ
SEを頑張って、そのままSEとして働いていくのもいいですし、キャリアチェンジするのも十分ありです。
全く関係ない業種へキャリアチェンジするのも良いですし、似たような業種だったりSEから営業へキャリアチェンジするというのもあります。結局大事なのは上記で何度も言ってるようにどんなライフプランなのか?です。
最初にSEとして持っていたイメージがあって、イメージと違ったらキャリアチェンジすれば良いですし、イメージ通りだったらそのまま働けば良いということになります。
ちなみにSEの経験を活かしてキャリアチェンジしやすい職種は下記のようなものがあります。
- コンサル
- Webマーケター
- (自分が扱っていた業種の)営業
- プログラミングスクールの講師
SEのキャリアパス・キャリアプランの実例:10年目にキャリアチェンジする実例を紹介
ここでは具体的な実例として僕のキャリアパスとこれからのキャリアプランについて紹介します。本記事を書いてる2019/5時点は常駐でフリーランスSEをやっていますが、実は来月からまさにキャリアチェンジをするところです。
僕のSEとしてのキャリアパス・キャリアチェンジ
2010/04 大学文系からSIerにSEとして就職・研修
2010/08 SAP ERPパッケージのアドオン開発・カスタマイズ
2011/04 SAP ERPパッケージのデータベース・アプリ寄りの運用保守
2013/08 営業系の副業をスタート
2014/02 SIerを退職、常駐型フリーランスへ転身(最初はSAPのカスタマイズ)
2014/04 常駐型フリーランスとして銀行システムの運用保守
2016/10 常駐型フリーランスとしてExcel VBAにてツール開発
2018/03 Webマーケターとしての仕事を掛け持ちでスタート
2018/11 常駐型フリーランスとしてRedmineシステムの運用保守
2019/05 常駐型フリーランス終了
2019/06 在宅でWebマーケタースタート
2020/09 法人設立予定
上記のような感じのキャリアパス・キャリアプランでやっています。すべては先に紹介した自分がどのような生活を送りたいか?から逆算して選択して行動しています。
SEとして在宅する選択肢もありましたが、僕のスキル的にすぐには難しいということで断念しました…。
SEのキャリアプランの社内面接は不要!おすすめは会社外の人への相談
SEとして会社勤めしていると会社の上司とキャリアプランの面接みたいなものがあるかと思います。ぶっちゃけ不毛ですね。
というのも、会社の上司という時点で少なからず会社内でのキャリアパスという主観が入ってしまうので客観的な視点が弱くなります。
仕事だけでなくライフスタイルすべてにおいて120%理想と思える上司がいるなら話は変わりますが、そんな上司いませんよね?
であるなら会社の外で相談できる人を作るのがベストです。とは言っても僕はたまたま社外に相談できる人がいましたが、相談できる人がいないというのが現実ですよね。
相談する人がいないという人は、フリーランスのエージェントに相談するのが良いです。別に僕に相談してもらっても良いっちゃ良いのですが(笑)
転職エージェントだと僕が何度か相談しに行った感覚だと「転職だけ」という感じで見られてしまいますが、フリーランスエージェントの場合はそもそもフリーランスで良いの?という視点で一緒に考えてもらえるのでおすすめです。
業界のことを熟知していますし、あなたの理想のライフスタイルがあってどのようなキャリアパスを踏んでいけば到達できるかの客観的意見ももらえます。
SEのキャリアプランまとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると、キャリアプランはまずライフプランありきで考える必要があります。ライフプランを考えた上でキャリアを考えておくときに大事なのは客観的視点もしっかりいれることです。
あなたの人生、理想のライフプランに向けて着実にキャリアを重ねていく必要があります。
客観的視点はフリーランスエージェントに相談するのが一番なので、会社外で安心して相談する人がいないという方は選択肢のひとつとして持っておくと良いでしょう。
もし相談するのは僕が良いという変わり者の方がいましたら気軽にTwitterのDMかメールでお問い合わせください♪