
- フリーランスエンジニアになるに当たって最低限準備すべきものってあるだろうか?
- どのような手続きをしなければいけないのか知りたいな。
これからフリーランスエンジニアになるにあたって、どのような準備や手続きをすべきか知りたいと思って本記事にたどり着いた方も多いと思います。
僕は大して準備をせずにフリーランスエンジニアになったことで後々大分後悔することになりました…。

というわけでこんにちは。
本記事はフリーランス歴6年のミツキが解説をしていきます。
基本的にはフリーランスエンジニアに必要な準備というテーマで解説をしていきますが、現在僕自身がWebマーケターなので、フリーランス全般で通用する必要な準備を紹介していきます。
下記の優先度別に合計23個紹介をしていきます。
ポイント
- 必須でやるべき手続き5つ
- 生き抜くために準備すべき8つ
- 会社員時代にできればやっておくと良いこと4つ
- オプションとしてあると便利なもの6つ
数が多いですが、前者2つの13個については内容を確認した上でご自身でやるかどうかの判断をして頂ければと思います。
※必須な手続きについても、やらなくて済むものもあるのでご自身の判断でお願いします。
数が多いため、一応簡単なチェックリストをGoogleスプレッドシートで作成したので、必要な方はコピーした上で使ってください。
>>フリーランスに必要な手続きと準備すべきものチェックリスト
おそらく初めてフリーランスになるという方は不安に感じていることも多いと思います。
本記事を通じて必要なことをしっかり把握してスタートダッシュを切れるようにして頂ければと思うので、順々に見ていきましょう。

- 僕はフリーランス歴が6年ほど
- フリーランスエンジニア5年とフリーランスWebマーケター1年強
- 自身の体験を元にエンジニアの生き方や働き方について本ブログにて発信中
【必須】フリーランスエンジニアになるために必ずやるべき手続き5つ
それではまず最初に必須でやるべき手続きを5つ見ていきましょう。
1.退職の手続きをする
現状会社員でお勤めをされているという方は、今の会社で退職の手続きをする必要があります。
会社や働き方によって流れは変わってくるものの下記のような流れで手続きを進めます。
ポイント
- 上長に退職の申し出をして了承してもらう(退職日時を決める)
- 人事へ退職の申し出をする
- 必要に応じて仕事の引継ぎを行う
- 人事と連携して退職に必要な手続きを行う
法律上は2週間前に退職の申し出をすれば退職できるようになっていますが、会社によっては1か月前に申し出するようにと決まっている場合があります。
ただ、会社の規則よりも法律の方がもちろん強いため、どうしても早く辞めたい場合は申し出をして2週間後に退職することができます。

ちなみに僕の場合は上長に退職の申し出をして引き止められ、業務の引継ぎを4か月くらいかけてやったため、1~4までに半年くらいかかりました…。
ブラック企業だと退職の申し出から時間がかかるということがありますが、ホワイト企業なら1か月~2か月くらいで退職できます。
なお、基本的にフリーランスとして仕事を探すのは退職日から逆算して1か月前くらいから動いていくことになります。
案件の獲得方法については下記記事を参考にしてみてください。
晴れて退職が決まってフリーランスとして案件の獲得ができたら次の手続きに進んでいきます。
2.国民健康保険に加入する
会社員の場合は社会保険に入っていますが、基本的にフリーランスになるとそのまま社会保険というわけにはいきません。
国民健康保険に切り替えるために、下記を準備の上で区役所や市役所に行く必要があります。
国民健康保険加入に必要なもの
- 退職日、もしくは保険証の喪失・期限が切れた日がわかる書類(下記例)
- 退職証明書
- 離職票
- 健康保険資格喪失証明書
- 扶養認定資格喪失証明書
- マイナンバーがわかるもの
一つ目の退職日がわかる書類については今の会社で発行してもらうことができます。
なお、上記は僕が住んでいる地域の役所HPから確認したため、念のためご自身で確認して頂くと良いです。
上記で「基本的に」と書きましたが、任意継続保険制度により今の会社の社会保険で2年間までなら継続することもできます。
その場合は契約延長の申し出をする必要がありますが、これまで会社と折半していた保険料を全額自分が負担することになるので倍くらいの保険料になってしまいます。
任意継続が安いか国民健康保険に加入するのが安いかは前年度の所得によっても変わってくるので、各自で算出してみるようにしてください。
参考
扶養家族が多い場合やフリーランスになってからの所得が明らかに増えることが予想される場合は任意継続の方が安くなる傾向があります。
3.国民年金に加入する
健康保険を切り替えるのと合わせて年金も切り替える必要があります。
加入手続きの方法としては下記の通りです。
ポイント
- 手続き窓口:住所地の市役所または町村役場
- 添付書類:年金手帳または基礎年金番号通知書
- 提出期限:退職日の翌日から14日以内
- 提出者:本人または世帯主
参考:日本年金機構
健康保険の切り替えと年金の切り替えで少なくとも1~2時間ぐらいはかかるので(長いときは半日)、しっかり時間を確保して行くといいですね。
4.開業届を提出する
フリーランスエンジニアになったら開業届を提出しましょう。
正直、開業届は提出しなくても罰則とかはないのでしなくてもばれませんが(実際僕はフリーランスになって5年間提出してませんでした笑)、しっかりしておいた方がいいです。
税務署に行って開業届をしたいと言えばさせてもらえる(送付も可)ので、必要書類を準備した上で開業届するようにしましょう。
開業届の手続き方法
- 提出期限:事業の開始から1月以内
- 提出方法:届出書を作成の上で持参または送付
- 手数料:不要
- 提出先:納税地を所轄する税務署長
参考:国税庁
なお、書類へ記入する際は下記の項目を記入することになるので、マイナンバーがわかるものと印鑑が必要となります。
ポイント
- 納税地(住所)
- 事業所の住所(ある場合のみ)
- 名前
- 生年月日
- 個人番号
- 職業
- 屋号※
- 届け出の区分
- 所得の種類
- 開業日
- 開業・廃業に伴う届出書の提出の有無(青色申告承認申請書)
- 事業の概要
記入が必要な項目は上記の通りですが、屋号を記載する欄があります。
別に屋号は登録しなくても開業届を出すことは可能なので、ご自身が必要と思ったら決めておけば良いです。
ちなみに、屋号をつけると銀行口座やクレジットカードの開設の時に仕事とプライベートで分けやすくなるため決めておくと便利です。
注意点
覚えやすいものかつ事業として特定しやすいもの、そして既にある屋号と被らないことが大事になってきます。
5.青色申告承認申請書を提出する
開業届で税務署に行った時に合わせて青色申告の届出もしておくと良いです。
確定申告は「白色申告」と「青色申告」の2つがあります。
それぞれ一長一短で各メリットは下記の通りですが、節税面などで青色申告にしておいた方が良いです。
ポイント
白色申告のメリット
- 帳簿をつけるのが簡単
- 手続きが要らない
青色申告のメリット
- 最大65万円の節税対策になる(複式簿記は65万円、簡易簿記は10万円)
- 赤字を3年繰越すことができる
- 家族への給与が経費にできる
青色申告する場合は下記のように手続きをする必要があります。
青色申告の手続き方法
- 提出期限:青色申告をする年の3/15まで
- 提出方法:申請書を作成の上で持参もしくは送付
- 手数料:不要
- 提出先:納税地を所轄する税務署長
参考:国税庁
送付での提出もできますが、書類に不備などがあると受理されずに税務署へ行く必要が出てくるので開業届と一緒に税務署へ行ってしまった方がスムーズに進められます。
(不明点があれば直接質問もできますしね。)
ここまで必須でやるべき手続き5つを見てきました。
ポイント
- 退職の手続きをする
- 国民健康保険に加入する
- 国民年金に加入する
- 開業届を提出する
- 青色申告承認申請書を提出する
続いて、フリーランスになる上で準備する必要があるものを見ていきましょう。
【必要】フリーランスエンジニアが準備しておくべき8つのこと
フリーランスエンジニアになる上で準備すべきものとして8つあるので、それぞれ見ていきます。
1.スキルシート・ポートフォリオの作成する
まず案件獲得のためにも、スキルシートやポートフォリオを作成する必要があります。
フォーマットについては、フリーランス向けのエージェントに登録すればもらえる場合がありますが、参考までに僕のエンジニア時代のスキルシートをお見せします。
(この経歴で56万円/月の案件を受注しました)
元々Excelだったものをスプレッドシートにあげているので若干見づらい部分あると思いますが、Excelでダウンロードしてもらえれば流用できるかと思います。
またポートフォリオについては、Webエンジニアは持っておいた方が良いアピールに繋がります。
最近、僕もWeb制作の仕事も受けようと思い下記のポートフォリオサイトを作りました。
ここで大事なのは、見せ方です。
いかにクライアントに仕事を発注したいと思ってもらえるかが大事なので、しっかりとやってきたことをアピールしていきましょう。
そのためにも今まで自分がどんなことをしてきたかのスキルを洗い出すのが重要です。
ポイント
- どんな業務に携わってきたか
- スキルとして持っているものは何か
- なにか資格を保持しているのか(※フリーランスは基本資格必要なし)
フリーランスは特にこれまでにどんなことをしてきたかで収入が大きく変わってきます。
なので、フリーランスになる際はしっかりと自分の市場価値を把握することが大事です。
でないと自分を安売りすることに繋がり、本来であればもらえていた収入の3割減とか、ひどいときには半減ということも起こりえます。
・・・とは言うものの、どうすれば市場価値を把握できるのかわからないという方もいるかと思います。
案件を獲得する方法はまちまちかと思いますが、とりあえずフリーランス向けのエージェントに登録してみると実際の案件を紹介してもらえます。
エージェント経由で仕事を獲得するかは自由ですが、市場価値を知るために全員登録しておいて問題はないです。
2.キャリアプランを考える
準備しておくべきこと2つ目、こちらに関しては定期的にしっかりとやるべきことです。
キャリアプラン、もっと広く見るとライフプランをしっかりと考えておくことが非常に重要と言えます。
ポイント
- ずっとフリーランスでやっていくのか?
- 家族が増える予定はあるのか?
- どういったスキルを伸ばしていくのか?
- 本業一本でやっていくのか?副業もするのか?
正直僕はエンジニアとしてのキャリアはスキルが身につかない業務ばかりやっていたということがあり、他人のことを言えるような身分にありません。
ただ、だからこそしっかりとどのようなスキルを身につけていくかを真剣に考えておくことをおすすめします。

順当にいってれば僕は30歳で年収1千万稼ぐくらいになっていたかなと思います。
後になってから知った話でフリーランスでSAP触れるとそれくらい余裕なんですよね…。
なので、しっかりとキャリアプランを考えておいた方が良いです。
3.事業用の銀行口座を開設する
3つ目の銀行口座は任意ではありますが、できれば事業用の銀行口座を開設しておいた方が良いです。
青色申告で確定申告する場合は特に、仕事で使ったのかプライベートで使ったのかをしっかりと区別しておかないと非常にややこしくなってしまいます。
更に、ごくまれに税務調査が入ることがあり、口座を分けておかないとプライベートの支出も見られたり色々と面倒が発生してしまう恐れがあります。
なので、事業用の口座を作るのがおすすめですが、事業用の口座を作る際は基本的に下記が必要となります。
ポイント
- 身分証明書
- 印鑑
- 開業届
僕は三菱東京UFJ銀行で事業用の口座を作りましたが、上記だけで大丈夫でした。
銀行によっては屋号を確認する資料が必要になる場合もあるので、しっかりと各銀行のホームページを確認した上で事業所/もしくは住所の近くの銀行へ行くようにしましょう。

・・・と偉そうに書いていますが、僕は事業用の口座を作ったのはフリーランス6年目です…笑
確定申告が非常に面倒なので、早めに口座を作っておくことを本気でおすすめします。
4.パソコンを用意する
常駐型で働く場合は自分のパソコンが業務で使わないということもありますが、できれば自分のパソコンは用意しておいた方が良いでしょう。
月末に作業報告書を提出したり、確定申告をするときなどにパソコンがあった方が便利だからです。
業務で使わないならそれほどスペックが高いものを用意する必要もないですが、パソコンの選び方については下記の記事を参考にしておいてください。
フリーランスエンジニアのパソコンの選び方【おすすめ機種を紹介】
5.SNSアカウントを開設する
5つ目に準備することとしてはSNSアカウントの開設です。
職種によって相性の良いSNSは変わってきますが、エンジニアであればTwitterが良いでしょう。
なぜSNSアカウントを開設すべきかというと下記の理由からです。
ポイント
- SNSを通じて仕事が舞い込んでくる可能性がある
- さまざまな人と情報交換することで視野が広がる
- 情報発信する力やマーケティング力がつく
実際に僕はTwitterを通じて上記のメリットすべてを享受することができました。
Twitterで仕事を獲得している人も多くいますし、僕も実際にTwitter経由で仕事をもらって数百万円稼いできました。
ミツキのTwitterアカウント:@ptnimz1987
無理にやる必要はないですが、楽しんでSNSができるという方はSNSも力を入れると良いですね。
ちなみに余談ですが、開業しましたというご報告系のツイートはRTやいいねが来る確率が高くフォロワーを一気に増やすことができます。(下記は僕の友達)
【ご報告】
私事ではありますが、かねてより副業としていたブログの収入が上がったため個人事業主として開業届を提出させていただきました。お世話になっているフォロワーの皆様にいち早くお伝えする為、取り急ぎTwitterでご報告させていただきます。精一杯努めますのでこれからも応援お願い致します。— ぁず.🤤テキトーなワーママ (@zubora_tsuma) May 9, 2019
結構Twitterは温かい文化があるので、積極的に交流すると楽しいです。
6.書類のテンプレートを揃える
案件の獲得を自分でやっていく場合は、書類のテンプレートを作っておくと後々便利です。
特によく使う書類として次のようなものがあります。
ポイント
- 注文書
- 注文請書
- 契約書
- 請求書
エージェントを使う場合はエージェントがその辺も準備してくれるので必要ないですが、自分で営業して案件を獲得する場合は自分で書類も準備する必要が出てきます。
僕も2019年からは自分で仕事をとるようになったため、ネットで作り方をググって作成しました。
必要になったら準備するでも大丈夫ですが、事前に準備しておくとクライアントとスムーズなやり取りをすることができます。
7.会計ソフトを準備する
フリーランスで一番面倒な作業は確定申告です。
税理士に丸投げするなら必要ないですが、そうでないなら会計ソフトを準備して自分でしっかりとお金周りの管理をしていく必要があります。
クラウド型の会計ソフトが一般的で代表的なものは3つあります。
ポイント
僕はやよいの青色申告を使っていますが、ぶっちゃけこの3社は大きな違いないです。
なので、画面を見て使いやすそうと思ったものを使えば良いでしょう。
ちなみに料金の違いとしては下記の通りです。
やよいの青色申告 | 8,000円/年~ |
---|---|
freee(フリー) | 14,160円/年~ |
マネーフォワード | 9,600円/年~ |
プランによって料金が違ってくるので詳細は各社のホームページを確認してください。
なお、やよいは2か月・freeeとマネーフォワードは1か月間の無料体験ができるので、実際に触ってみて使いやすいのを使うでも良いと思います。
8.事業用のメールアドレス
最後に準備しておくべきものは事業用のメールアドレスです。
今まで使ってきたメールアドレスでも良いですが、拘りたい方は新たにメールアドレスを取得した方が良いでしょう。
Gmailアドレスか、事業用に取得したドメインがあるならそのドメインのメールアドレスを使用すればOKです。

僕は元々使っていたGmailアカウントをそのまま仕事でも使っています。
次に会社員のうちに必要に応じてやっておくべきことを4つ紹介します。
【任意】フリーランスエンジニアになる前の会社員時代に準備しておくべきこと4つ
1.クレジットカードを作る
まず一つ目としてクレジットカードを作っておいた方が良いです。
フリーランスは増えてきたものの、まだまだ信用度が低くカード会社によってはクレジットカードを作れないということがあります。
なので、会社員のうちに会社の信用を利用してクレジットカードを作っておけると良いですね。
ただ仮に作るのを忘れてしまったという場合に関してもフリーランス向けのクレジットカードを作成すれば問題なしです。
フリーランスでも作れるクレジットカードの例
※楽天カードであれば溜まったポイントをそのまま買い物などに使えて便利ですね。
銀行口座を事業用とプライベートで分けるのであれば、クレジットカードも分けてそれぞれ1枚ずつ持っておくと良いでしょう。

クレジットカードを複数枚持つべしという考えもありますが、一つに絞った方がポイントが集中するので良いかなと思います。
2.不動産の契約をする
続いて賃貸契約に関してもクレジットカードと同様に審査の面で有利になるので会社員のうちにやっておいた方が良いです。
直近1年以内に引っ越す予定があるのであれば、お金の面も考慮の上で早めに引っ越ししておくと良いでしょう。
フリーランスエージェントを使えば収入証明書を作ってくれる場合もあるので、そうすれば賃貸契約も不自由なく行く可能性もあります。
ただ、自分で仕事を取ってくる場合はまず審査が通りづらいです。
現在会社員であるのであれば、しっかりと会社員というメリットも活かした上でフリーランスになりましょう。
3.ローン・借入をする
基本的にローンや借入はしない方が良い、というかフリーランスになるのに借入を考えないといけないならフリーランスにならない方が良いです。
とはいえ、やむない状況でローンや借入をする必要があるという場合は会社員のうちにやっておいた方が良いでしょう。
クレジットカードや不動産同様に審査の面でフリーランスよりも会社員の方が遥かに有利です。
4.貯金をしておく
自分で仕事を探す場合は特にですが、貯金もしっかりとしておきましょう。
収入が途切れてしまったり、収入が安定しないとメンタルが不安定になってしまいます。
エージェントを使う場合はそれほど案件が途切れるということはないかもしれませんが、自分で仕事を探す場合は営業活動も並行して行っていく必要があります。
その中で、仮に仕事が取れない時期があったとしても貯金がある程度あればメンタルを保つことができます。
理想を言えば半年生活できるくらいの貯金があるとベストですね。
【オプション】フリーランスエンジニアであると便利な準備・手続き6つ
続いてあると便利なオプションを6つ紹介します。
1.資金調達のナゲットを活用する
まず一つ目は資金調達サービスのナゲット(nugget)です。
サービスは2020/7/20スタートですが、簡単にいうと売上の未払いを防ぐためのサービスで下記のような仕組みになっています。
- あなたがクライアントと契約を交わして請求書をクライアントへ送付する
- ナゲットに送付した請求書や発注書などの取引に関するエビデンスをアップロードする
- 審査が完了すると登録した口座に請求書の額の90%が振り込まれる(サービス手数料として10%取られる)
※東証一部上場の株式会社セレスが運営
エージェントやクラウドソーシングで仕事を受注すれば未払いが発生することはないですが、クライアントと直接やり取りをしていると未払金が発生する可能性があります。
なので、下記のように不安に感じている方にとっては利用価値があるサービスと言えます。
- クライアントの信憑性が不安で未払いにならないか心配・・・
- 振込予定が少し先だけどもう少し早くお金が欲しい・・・
初期費用や月額費はかからないので、必要な時に使うと良いですね。
2.名刺を作る
続いて名刺についてですが、エージェントやクラウドソーシングを使う場合は基本的に名刺は必要ありません。
先に書いた通り、クライアントに見せるのは名刺よりもスキルシートなので、わざわざ作っておかなくても大丈夫です。
ただ、自分で営業する場合については当然名刺を持っておいた方が良いでしょう。
僕もフリーランスWebマーケターになってから名刺を作成しました。
友達にお願いして作ってもらったのですが、自分が納得いくデザインにすると良いですね。
ちなみに名刺に入れるべき内容は4つが必須です。
ポイント
- 名前
漢字とローマ字両方あった方が親切でいいと思います。
特に読み方が複数取れるようなものはローマ字も必須で入れるようにしましょう。 - 肩書き
「フリーランスエンジニア」や「インフラエンジニア」など相手に伝わりやすいもの、かつあなたの特性を伝えやすいものにしましょう。 - メールアドレス
事業用で使うものを載せるようにしましょう。 - 電話番号
仕事用で携帯持っているのであればそちらの番号を記載するようにしましょう。
上記に加えて、自分で運営しているサイトやSNSアカウントがあるならURLを載せておくと良いでしょう。
僕は本ブログのプロフィールのURLを載せています。
3.サイト・技術系ブログを持っておく
続いて、自分で営業する場合やWeb系の仕事であれば自分のサイトや技術系ブログを持っておくと他社と比べて少しアドバンテージになります。
それに加え、下記のような方は自分のサイトを持っておくと良いですね。
ポイント
- 自分で営業している方
- ネットでクライアントを集客したい方
- Web制作を生業とするエンジニア/デザイナーの方
- ポートフォリオとして自分の実績をまとめておきたい方
基本的にはこのような感じで、あなたのことをサイトを通じてアピールしていきたいという方にとってサイトを作ることが有効になってきます。
4.ネット環境を整える
在宅で仕事をするという方はネット環境もしっかりと整えておきましょう。
常駐でクライアント先で仕事をしている時は僕もスマホのテザリングでなんとかなっていましたが、在宅ワークするようになってネット回線を契約しました。
So-netはコロナ禍で在宅ワークが増えてネット回線が遅くなると言われる中でも速度が一切変わることがなかったので、今後も継続的に使っていく予定です。
月々3,000円ちょっとで快適なネット環境が整うのでコスパ抜群と言えます。
5.プリンターを用意する
続いて、プリンターもあると便利です。
コンビニでできないこともないですが、下記のような場面で活躍してくれます。
ポイント
- 契約段階:契約書・注文書・注文請書を印刷して捺印、スキャンする
- 月末作業:作業報告書を印刷して捺印、スキャンする
手間がかかっても良いという方はコンビニに行って行えば良いですが、無駄を省きたいという方はプリンターを用意しておいた方が良いですね。
ちなみに僕はたまたま友達がくれたBrotherのプリンターを使用しています。
6.バーチャルオフィスを借りる
最後は完全任意ですが、バーチャルオフィスを契約するという事ですね。
ただぶっちゃけ特別な理由ない限りはバーチャルオフィスは必要ありません。
むしろバーチャルオフィスを持たないことによる利点があります。
バーチャルオフィスを持たずにフリーランスエンジニアをすると自宅を事務所扱いすることが可能なので、家賃の半分ほどを経費に回すことができるからです。
フリーランスエンジニアとして案件を獲得する方法
ここまでフリーランスになる上で必要な手続きや準備について見てきました。
そもそも、フリーランスになるに当たってどのように案件を獲得すればわからないという方は下記を参考にしてみてください。
確実で代表的な方法としては次の3つですが、詳細は上記の記事を参考にどうぞ。
ポイント
- フリーランスエージェントを使う
- クラウドソーシングを使う
- 自分で直接営業をする
フリーランスになるにはエンジニア以外の働き方もある
基本的に今回はフリーランスエンジニアをベースに解説をしてきましたが、フリーランスであれば他の職種でも準備や手続きはほとんど変わりません。
エンジニアの方でも、他の職種と掛け合わせで仕事ができるようになれば更に収入を増やしていくことが可能です。
なので、最後にフリーランスとして働いている人が多い職種を紹介していきます。
1.エンジニア・プログラマー
一つ目は言わずもがなでエンジニア・プログラマーですね。
エンジニア・プログラマーといっても様々な仕事があり、代表的なものとしては下記があります。
ポイント
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
一例なので細かく見ると更に色々な仕事があります。
今の仕事から少し幅を広げて他のものを経験してみるのもありですね。
2.Webデザイナー
続いて、Webデザイナーもフリーランスでやっている方が多い職種となります。
主に下記のようなスキルを駆使してデザイン性の高いサイトやロゴなどの作成をしていきます。
ポイント
- HTML/CSS
- JavaScript
- Photoshop
- illustrator
デザインは少しセンス性のところや向き不向きがありますが、好きな方はハマってできる仕事ですね。
3.Webライター
次のWebライターに関しては、本記事のような記事を書く仕事になります。
基本的に「文字単価〇円」という契約となるので、質の高い記事をなるべくたくさん書いていけば収入が上がっていきます。
最初は文字単価1円やそれ以下になってしまいますが、経験を積んでいけば月に30万~50万くらい稼ぐことも可能です。

僕はライターとしても、マックス50万弱/月くらい稼いだことがあります。
4.動画クリエイター
続いて4つ目は最近人気が増えてきた動画クリエイターの仕事です。
動画クリエイターに関しては、大きく3種類あります。
ポイント
- 自分が演者として動画に出る
- 動画の企画をする
- 動画の編集・画像の作成をする
いわゆるYouTuberと呼ばれる人は一つ目に当たります。
僕もWebマーケティング関連について発信しているYouTubeチャンネルを持ってるので、YouTuberの側面もあります。
エンジニアの方でも、技術ノウハウを発信することで登録者数や再生数を稼いでいる方もいますね。
5.Webマーケター
最後はWebマーケターの仕事です。
Webマーケターというと幅が広いのですが、フリーランスとして活動する人の仕事は下記のようなものがあります。
ポイント
- SEOコンサル・・・Googleの検索結果の上位にコンテンツを表示させるためのコンサル
- 広告運用・・・SNSやGoogle・Yahoo!などに広告を出稿して運用していく仕事
- SNS運用・・・SNSを運用していく仕事
- ブロガー・アフィリエイター・・・自分のブログやアフィリエイトサイトに広告を掲載することによって収入を得る仕事
エンジニア兼Webマーケターという形で稼いでいる人もたくさんおり、詳細については下記にて解説をしています。
まとめ
今回はフリーランスになるために準備や手続きについて必要なことを解説してきました。
おさらいとして、フリーランスエンジニアとして生きていく上で重要なことを3行にまとめると次の通りです。
ポイント
- これまでにどんな経験をしてきたかをしっかりと洗い出す
- 自分の市場価値をしっかりと把握する
- 今後のキャリア/ライフプランを明確にする
自分の市場価値を把握するためにはフリーランスエージェントへの登録が効率的です。
別で仕事を見つける場合についても、登録して市場価値どれくらいかを確認することは可能なので、2社~3社くらい登録しておくと良いでしょう。
僕も大手の3社を始め色々とエージェントに登録しています。
登録必須エージェント
しっかりフリーランスとしての準備をして走っていきましょう!