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【必見】フリーランスエージェントにマージンを搾取されない方法

2020年4月22日

※本ページはPRが含まれます。

  • フリーランスエンジニア向けのエージェントってどれくらいマージン取ってるんだろう?
  • エージェントに手数料を搾取されたくないけどどういうことが大事なんだろう?

フリーランスの方で上記のような事を気にされる方は多いかと思います。

先に代表的なフリーランス向けのエージェントでマージン率を公開していたり、実際に確認してみてわかったものでいうと下記の通りです。

PE-BANK 8~12%
ギークスジョブ 10%程度
Midworks 10~15%
レバテックフリーランス 20%

ただ手数料の仕組みはからくりがあって商流が深くなると更に中抜きされてしまうことがあります。
なので、本記事ではマージンの仕組みを解説しつつ手数料を搾取されない方法を紹介します。

ミツキ
ミツキ

本記事を書く僕はフリーランスエンジニア歴5年、現在はフリーランスWebマーケターとして活動しています。正直僕はエージェントにかなり仲介手数料を取られてきたタイプです…。

なので、実体験を元にエージェントに搾取されないために大事なことを解説します。

既にエージェントを使ってる方、これからエージェントを使おうとしている方で下記のような方は搾取されている可能性が高いので是非本記事を参考にして頂ければと思います。

  • 一つのフリーランスエージェントしか登録していない
  • 自分の市場価値の適正価格を把握していない
  • エージェントになにか交渉したことない(する気がない)

フリーランスエージェントのマージン(手数料)とは

それでは早速フリーランスエンジニア向けのエージェントのマージン率を見る前にそもそもマージンはどのように成り立っているのか解説をしていきます。

マージンの仕組み

まずマージンの仕組みをエンジニアの目線で見ると下記の図の通りです。

あなたと顧客の間に会社や人が入る毎にマージンがかかってきます。

フリーランス向けのエージェントに登録するのは無料で行うことができますが、無料で使う裏の理由として手数料をもらってエージェントが稼いでるというのがあります。

参考

あなたが働いている間はエージェントにお金が入り続けるという形になるので、いわばストック収入的な感じでエージェント会社やエージェントの個人にお金が入ることになります。

ビジネスとしてエージェントもやってるわけでこれは当然の話ですよね。

当然あなたが働き続けてくれた方がエージェントとしてはメリットが大きいので、あなたが働き続けるためのサポートをしてくれます。

マージン率の決まり方

冒頭でも書いている通り、PE-BANKやMidworksやギークスジョブ等のいわゆるフリーランスエージェント自体は10~20%程度のマージンです。

ただ顧客の売上から10~20%引かれた額=あなたの売上とならない場合があります。
それは上記の図を見て頂ければわかる通り、中間業者を挟んでいる場合があるからです。

ポイント

中間業者を多く挟む=商流が深くなればなるほどマージンが抜かれてあなたの収入はどんどん下がってしまいます。

実際に僕がフリーランスエンジニアとして企業へ常駐している際は商流が深く中抜きされまくっていたことが原因で収入が少なかったです。

どれくらい抜かれていたかというと下記のようなイメージになります。

参考

  • 顧客:110万円くらいを1次請け会社へ
  • 1次請け会社:30万抜いて2次請け会社へ
  • 2次請け会社:15万抜いてエージェントへ
  • エージェント:10万抜いて僕へ
  • 僕の売上:56万円

正確な額ではないですが、イメージとしては上記のような感じでかなり中抜きされてることがわかるかと思います。

顧客から1次請けへの額から最終的に僕のところに来るまでに半分くらい抜かれていたという感じなので中間業者はかなり楽な仕事をしていたな…という印象です。

マージン率の相場

基本的なフリーランス向けエージェントの手数料の仕組みは上記の通りとなりますが、基本的に一般的に登録するフリーランス向けエージェントの相場は20%前後と言われています。

参考

中間業者がなくクライアント直の案件の場合は100万の売上の案件ならあなたに80万円入ってくるというイメージです。

商流が深くなってくるとあなたが登録するエージェントのマージン率だけではなくなってしまうため、なるべく商流が浅い仕事を受注することが大事になるわけになります。

フリーランスエンジニア向けエージェントの手数料比較

それでは実際にあなたが登録するフリーランスエージェントがどれくらいのマージンなのか比較して見ていきましょう。

冒頭にて公開されているマージンや実際のマージン率を聞いたものは既にお見せしている通りですが、下記の通り他の代表的なエージェントは手数料を公開していません。

PE-BANK 8~12%
ギークスジョブ 10%程度
Midoworks 10~15%
レバテックフリーランス 20%
ポテパンフリーランス 非公開
フォスターフリーランス 非公開
フューチャリズム 非公開
ハイパフォーマー 非公開

一番マージンが安いのは、PE-BANKです。
案件参画すぐは12%くらいになるものの働く期間が長くなるとマージンが下がっていく仕組みになっています。

上記も実はMidworksやPE-BANK以外は明確に公開はしておらず、ギークスジョブやレバテックフリーランスは直接聞いたり実際に働いている人経由で聞いた情報となります。

フリーランスエンジニア向けエージェントに手数料を中抜きされやすい人の特徴

ここまでフリーランスエンジニア向けエージェントの手数料の仕組みや代表的なエージェントのマージン率を紹介してきました。

誰しもがエージェントに手数料を中抜きされたくないと思っているかと思いますので、僕自身の経験から中抜きされやすい人の特徴を紹介していきます。

自分の市場価値を知らない人

まず自分の市場価値を知らない人はエージェントに中抜きされやすいです。

ポイント

あなたは1か月いくらが市場価値かをしっかり把握されていますか?

僕は元々SAPエンジニアをやっていたのですが、SAPエンジニアは希少価値が高く市場価値が高いんですよね。
なので、基本フリーランスだと50万円/月を下回ることはないです。

にも拘わらず僕が一番最初にSAPエンジニアとしてフリーランスで配属された時の単価は35万円…契約社員みたいな扱いだったのもありますが、少なすぎですよね。

ミツキ
ミツキ

元々会社員時代の月収が手取りで20万くらいだったので、35万円でも高いと思ってた僕は完全に市場価値を把握できていませんでした…。

スキルが足りずに商流が深い案件しか受注できない人

2つ目のタイプとしてはスキルが足りない人です。
スキルが少ないとどういうわけか商流が深い案件ばかり紹介されてしまいます。

僕も上記で紹介した半分くらいマージンで取られていた時はほぼExcel VBAのスキルだけでの案件参画でした。
元の単価が低いだけでなくマージンで中抜きされるのであなたが受け取る単価が低くなります。

エージェントを1社に絞ってしまう人

エージェントを1社に絞ってしまう人もマージンで中抜きされやすい人の特徴の一つです。

マージンを中抜きされるだけでなくエージェントを一つに絞ると比較検討することができないので、そのエージェント=正解となってしまいます。

参考

別の例でいうとわかりやすいかもですが、テレビを買う時に一つの家電量販店だけ見て判断するでしょうか?

たぶんいくつかの家電量販店行ったりネットショッピングを見たりという感じで比較検討するはずです。

なにかを購入する時は足を使ったり手間を使って比較検討するのにエージェントは一つに絞ってしまう…という感じだとマージンを中抜きされてもしょうがないです。

手数料含む単価の交渉をしようとしない人

最後の中抜きされやすいエンジニアの特徴は単価の交渉をしようとしない人です。

結構ありがちなケースとしては、エージェントの下手に回ってしまって言われるがままになってしまうという感じですかね。
それだとエージェントに手数料をぼったくられてもしょうがないです。

ミツキ
ミツキ

基本僕は下手に回ってしまうことが多かったので、かなり損をして生きてきました…。

エンジニア9年やって月収56万円とか少なすぎですからね。交渉して若干上がったもののやっぱり少なすぎですね。

フリーランス向けエージェントに手数料をぼったくられないためにやるべきこと

中抜きされやすいフリーランスエンジニアの特徴を紹介しましたが、逆にどうすればエージェントに手数料をぼったくられないのかを解説していきます。

ポイント

  • 複数のエージェントに登録すること
  • 自分の市場価値をしっかりと把握すること
  • 良い条件を出してくれるエージェントを見つけること
  • 仕事を受ける際の商流を確認すること
  • 更新のタイミングで単価交渉を行うこと

それぞれどういうことなのか見ていきましょう。

1.複数のエージェントに登録すること

まず大事なことは複数のエージェントに登録することです。
上記でも書いてる通り、比較検討するために重要なことで最低でも3社くらいは登録すると良いでしょう。

当然のことながら複数のエージェントに登録することで下記のような交渉が可能となります。

  • A社では○○万円の単価の案件がありましたが、単価上げてもらうことできませんか?
  • B社ではマージン率が○○%のようですが、もう少し手数料減らせませんか?

僕もフリーランスとして働く上で有名どころのエージェントはすべてに登録しています。

2.自分の市場価値をしっかりと把握すること

2つ目に大事なことはしっかりと自分の市場価値を把握することです。

市場価値を把握することで提示された単価が低いときに指摘をすることができます。
例えば市場価値が80万円/月なのに提示された単価が60万円だとしたら確実にマージンとられまくっていますね。

参考

自分の市場価値を把握するにはやっぱり複数のエージェントに登録して、実際にどれくらいの単価の仕事を受注できるか確認することが肝心です。

市場価値診断をしてくれるサービスとかもあったりしますが、それよりは受注できる仕事の単価を確認する方が確実と言えます。

3.良い条件を出してくれるエージェントを見つけること

複数のエージェントへ登録した上で

  • しっかりとマージンも公開してくれてる
  • 良い条件を出してくれるエージェントを見つけること

も重要です。

PE-BANKが良い例ですが、最初はマージン率が12%だけど働いていくうちにマージン率を下げてくれるみたいな感じですね。
エンジニア思いの条件を提示してくれるエージェントを選びましょう。

4.仕事を受ける際の商流を確認すること

4つ目の大事なことは当然のことですが、商流を確認することです。

上記で手数料の仕組みについて解説をしましたが、商流が深くなれば深くなるほど手数料を取られてあなたが得られるお金が少なくなってしまいます。

なので、仕事を受注する際はしっかりと商流を確認することが非常に重要と言えます。

5.更新のタイミングで単価交渉を行うこと

最後に大事なことは更新のタイミングで単価交渉をすることです。
エージェントにとって一番負荷がかかるのは当然ながらエンジニアをアサインする時になります。

なので、できるだけ長くエンジニアに働いてもらいたいので、エンジニア側から契約更新を止めるのは絶対に避けたいという考えがあります。

それを逆手にとるわけではないですが、更新のタイミングでしっかりと単価交渉することでマージン率を抑えたり単価を上げたりすることが可能となります。

ミツキ
ミツキ

僕も2018/11~2019/5までの現場では3か月更新だったので、2019/2のタイミングで単価交渉して3万円上げてもらうことができました。

まとめ

今回はフリーランスエンジニア向けエージェントのマージン(手数料)について解説をしてきました。
マージンの仕組みからなるべく中抜きされないコツを解説してきましたが、要点をまとめると下記の通りとなります。

ポイント

  • 手数料が少ないエージェント:PE-BANK、ギークスジョブ、Midworks
  • 知らず知らずにマージンを取られ過ぎている人がいる
  • マージンを極力取られずにエージェントを活用する方法がある

エージェントにマージンをぼったくられないためにやるべきことは下記です。

  • 3社以上の複数エージェントに登録すること
  • 自分の市場価値をしっかりと把握すること
  • 良い条件を出してくれるエージェントを見つけること
  • 仕事を受ける際の商流を確認すること
  • 更新のタイミングで単価交渉を行うこと

エージェントに手数料をぼったくられたくないという方はまずは複数エージェントに登録をして自分の市場価値をしっかり把握するようにしましょう。

マージン率が低く評判の良いエージェントは下記3社となります。

僕はフリーランスとして5年ほど多分数百万以上をムダしてきてしまいました。

同じようにエージェントに搾取されてしまうフリーランスエンジニアの人を増やしたくないので、是非本記事の内容を参考にして頂ければと思います。

参考

フリーランスエンジニア向けエージェントの代表的なものについては下記記事にて紹介しています。

フリーランスエージェントおすすめ16選と選び方の注意ポイント

12社厳選!フリーランスエンジニア向けオススメエージェント【現役フリーランスが解説】

フリーランスに興味がある方・現状に不満のあるフリーランス必見

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フリーランス向けエージェントは案件探しはもちろんのこと、市場価値を把握するにもオススメ。
数多くのエージェントがあるので、実際に使った経験や客観的な感想をもとにオススメのエージェントをまとめています。

  • この記事を書いた人

ミツキ

フリーランスエンジニア兼Webディレクター【信念】『周りの人と自分が生きたい人生を生きる』【経歴】学習院大学経営学科→独立系SIerでSE4年→フリーランスエンジニア5年→現職。>>お仕事のご依頼 >>プロフィールの詳細

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