GEEK JOBって途中退学すると違約金発生するのかな?違約金が発生するなら微妙なのかなぁ…
これからITスキルを身につけるためにGEEK JOBで無料で学んでエンジニア転職を目指そうと考えている方もいるかと思います。
その時に気を付けるべきが違約金です。
しっかりルールを知らないと違約金を支払うことになってしまい、「無料で受講できるはずだったのに…」となってしまうので、本記事でしっかりとルールを確認しておきましょう。
というわけで、本記事はエンジニア歴9年のミツキが解説をしていきます。
GEEK JOBのホームページを見渡しても違約金について書かれていない…と思う方いるかもしれませんが、ちゃんと書いてありますし説明会の申し込みをする際に同意していることになります。
そうです、利用規約の部分にちゃんと書いてあるんですよね。
そして、GEEK JOBに限らずプログラミングスクールは基本的に全て無料体験などを申し込みする際に同様に利用規約の内容に同意しているものと見なされます。
とはいえ、長ったらしくてどういうこと書いてあるかわからない…という方向けにわかりやすく解説をしていきます。
ポイント
- スキルを身につけてプログラマーへ転職して収入を上げたい
- 失敗せずにGEEK JOBを活用したい
と考えている方は是非参考にして頂ければと思います。
\公式HPで利用規約を確認する/
GEEK JOBは無料だけど違約金が発生してしまう可能性あり!
冒頭でも書いた通り、GEEK JOBのスピード転職コースは無料で受講可能なITスクールですが、違約金が発生してしまう可能性があります。
細かいルールは次に紹介していきますが、下記を心得てもらえれば基本大丈夫です。
ポイント
- 途中退学するなら14日以内にすること
- 本当に良いスクールなのかはまず自分の目で確かめること
基本的に大事なのはこの2つだけです。
ちなみに2020/5-6にプログラミングスクール受講者67名にアンケートを取ったのですが、GEEK JOBを受講して途中で辞めたという方がいました。
その途中でやめてしまった声は次の通りです。
二十代中盤に差し掛かり、手に職をつけたほうがいいのではないかと思ってプログラミングの勉強をし始めました。しかし、自分に全く向いていなかったことに気がつきました。
流行りの職業ではあるとは思いますが、学習に楽しさを感じることができませんでした。なので、無理してプログラミングを使って仕事をしていくという選択をせずに、わたしは自分の強みを生かして仕事をしていけばいいのだと思うようになりました。
コロナの影響もあり私たちの働き方は、変わっていくように思えます。
情報に踊らされず自分に合う職業として、プログラミングというツールを使っていきたいと考えられている方であれば、一旦体験を受けてみるのでも良いのではないかとは思いました。(20代後半女性)
僕も全くの同意見なのですが、エンジニアの仕事は合っている人と合っていない人が極端に分かれる仕事です。
ただ、合っているかどうかは実際に手を動かしてみないとわかりません。
なので、無料体験ができたり「サービスに満足できない場合、○○日以内なら全額返金」と謳っているプログラミングスクールがあるわけです。
「自分にできるだろうか…」と悩んでいるよりはまず行動していくことがとても重要です。
GEEK JOBの違約金に関して知っておくべき5つのこと
具体的にGEEK JOBの違約金が発生するルールはどうなっているでしょうか?
利用規約には、下記のように書かれています。
第17条(無料サービス)
ユーザーは、無料コースや一日体験会のコンテンツなど、当社が無料で提供するサービスを利用することができます。ただし、無料サービスの1つ「スピード転職コース」は、途中退会するとIT技術学習料金の支払いが発生するものとし、その詳細については本規約第31条に記載の通りとします。~~中略~~
第31条(「スピード転職コース」途中退会時のIT技術学習料金)
- 第17条に記載の無料サービス「スピード転職コース」は、「求人紹介による転職支援」、「IT技術学習」、「メンターによる転職活動の助言」をセットで提供するものです。当該コースの途中退会については、ユーザーが以下の条件に当てはまる場合において、その退会日までの受講料をIT技術学習料金としてお支払いいただきます。
- コース受講開始日から15日目(土日祝日を含む)以降の退会
- コース受講終了日から30日(土日祝日を含む)以内に、当社が紹介した企業より採用内定通知が出たにも関わらずご辞退された場合
- コース受講終了日から30日(土日祝日を含む)以内に、自己応募または他社サービスを経て面接もしくは転職した場合
- IT技術学習料金の金額は、受講料を月額約10万円(別途消費税)とみなし、日額3,300円(別途消費税)にて暦日日数で換算するものとします。なお、コース受講開始日から60日間(土日祝日を含む)以内に教養プログラミングコース、プレミアム転職コースへのコース変更を行った場合は対象外とします。
- 本条におけるIT技術学習料金のお支払いは退学月末締め、翌月末支払期限とします。
- ユーザーが以下条件に当てはまる場合には途中退会とさせていただき、IT技術学習料金のお支払い対象とします。
- 就学状況(遅刻・早退・欠席)、及び学習態度
無断欠席等をし、当社が是正を要請したにも関わらず改善が図られない場合。- 学習・勉強の習熟度、遂行能力、成績 ※受講期間90日を選択した場合のみ適用します。
90日間の間に、カリキュラムの「在庫管理システムの作成」あるいは「ネットワーク実機テスト」の受講が完了しなかった場合には、受講意思なしとみなし退学といたします。- 当社メンターとのコミュニケーション
メンターとの面接練習を直前でキャンセルする、メンターへの連絡の著しい遅延(当社からのご連絡後2日以内に返信をしない)などに当てはまり、当社が是正を要請したにも関わらず改善が図られない場合。- 経歴等に虚偽が発覚した場合
- 受講期間内に申込者自身の責に帰する事由により学習・転職活動ができない場合
- 企業への選考を無断で欠席・遅刻をした場合
- その他、社会的通念に照らして学習・転職に関わる全般に問題があった場合
引用元:GEEK JOB
具体的にどういうことなのか紐解いて見ていきましょう。
1.違約金の金額は月額10万円(税別)を日割りで請求される
まず違約金の金額は月額10万円(別途消費税)とした日割分を支払う必要があります。
日割というのは少しわかりづらいかもしれないので、わかりやすく書くと次の通りです。
参考
- 開始から1か月後に退会→10万円(税別)を支払う
- 開始から1か月14日後に退会→15万円(税別)を支払う
- 開始から2か月後に退会→20万円(税別)を支払う
違約金が発生する条件としては、次に紹介する2~4です。
2.開始日から土日祝を除く14日経過後に退学したら違約金が発生
まず開始してから土日祝を除く14日経過後に退学した場合、違約金が発生します。
つまり逆で考えると開始日から14日以内であれば違約金が発生することがありません。
なので、まずは1週間チャレンジしてみて合わないと感じたり別のものにチャレンジしようと思ったらその時は退学しちゃえば問題ないわけです。
ちなみに僕のプログラミング遍歴でいうと下記の感じです。
- 大学2年生の時、授業でC言語に触れる・・・授業中にもかかわらず睡魔に襲われて何をやったか覚えていない
- 社会人1年目、SAP社のABAPという言語に触れる・・・最初はチンプンカンプンで仕事なので何とか習得し半年仕事をするも飽きて別業務へシフト
- 社会人6年目、Excel VBAを始める・・・4年間くらいVBAで飯を食う
最初は挫折しましたが、社会人になってから触れていく中でプログラミング自体は好きだったので、しっかり手を動かしていくことが大事と言えます。
3.終了日から30日間以内に他のサービスで転職したら違約金が発生
違約金がかかる2つ目の条件としては、GEEK JOBの学習が終了して30日以内に他の転職サービスなどで面接か転職した場合です。
下記理由よりGEEK JOBで学習してわざわざ他のところを使う必要はないかと思いますが、リクナビやレバテックなど他のサービスを利用しないことが条件となっています。
- 学習工程やスキルレベルをしっかり把握している方がキャリアカウンセラーとして相談に乗ってくれる
- 求人数が500社以上と豊富に取り揃っている・・・就職先に関する詳細はGEEK JOBの就職先の記事参照
就職先は豊富にありますし、仮にSESが嫌だったらしっかりその旨を伝えて自社開発や受託開発の会社を探してもらえばいい話です。
あなたが嫌と思う企業に無理やり面接させようとしたりしないのでしっかり活用すれば問題ないでしょう。
4.終了後1か月以内に出た内定を辞退したら違約金が発生
3つ目の条件に関しても、当然の事ですが、あなたがしっかりと選んだ企業の面接を受けて内定をもらったらしっかり就職しましょうという話です。
もし複数の内定が出たら本当にあなたが行きたいと思う企業を選べば問題ありません。
しっかりとあなたのために就職サポートをしてもらっているのに、それを蹴ってしまったらいけないというのは当然の話ですよね。
5.開始日から60日間以内に「教養プログラミングコース」や「プレミアム転職コース」へコース変更した場合は対象外
上記の条件で違約金が発生しますが、開始日から60日以内に「教養プログラミングコース」や「プレミアム転職コース」へコース変更をした場合は対象外となります。
ただし、上記いずれのコースも無料でなく受講料は有料となっています。
ポイント
- 教養プログラミングコース:198,000円(税別)
- プレミアム転職コース:398,000円(税別)※転職保証あり
※金額は2020/11/19時点のもの
基本的に違約金のルールとしては上記の通りとなっていますが、要するに学習の機会を与えるからしっかりと就職までしてねという話です。
これは、無料スクールの仕組みを理解すると当然の話と言えます。
上記の図の通りで、あなたが就職に成功した場合に協賛金として就職先の企業からGEEK JOBへお金が入るので無料でスクールを運営することができています。
なので、スキル習得や就職支援をしてもらったなら恩を返すという意味でも紹介してもらった企業へ就職する必要があります。
違約金が怖いならGEEK JOBよりプログラマカレッジの方が良い
ここまでの部分を読んで頂いて、「やっぱり違約金が怖い…」と感じる方であればプログラマカレッジを使うという手もありです。
同じように無料で受講可能なスクールで途中退会しても違約金はかかりません。
プログラマカレッジの詳細については下記の記事にて解説をしています。
ただし、プログラマカレッジよりGEEK JOBの方が良いと感じる点は講師が現役のエンジニアであるという点ですね。
現役の方が教えてくれることで下記の点にメリットがあります。
メリット
- エンジニアとしての現場のリアルな声を聞くことができる
- 実際働いていて感じていることを聞ける
- 現場で本当に役立っているスキルがなにかわかる
ただ、どうしても違約金が怖くて前に進めないという方はプログラマカレッジを見てみると良いですね。
GEEK JOBと有料のプログラミングスクールの料金を比較してみよう
上記で見た通り、違約金は月額で10万円かかります。
この10万円という金額が高いのかどうか有料のプログラミングスクールの1か月当たりの金額と比較してみましょう。
GEEK JOB | 100,000円 |
---|---|
テックアカデミー | 149,000円 |
テックキャンプ | 198,000円 |
コードキャンプ | 178,000円 ※2か月の金額 |
侍エンジニア塾 | 97,800円 |
他のプログラミングスクールと比較しても妥当な金額であることがわかります。
また、14日以内の退会なら違約金が発生しないという点についても見てみましょう。
プログラミングスクールによっては「満足できなかった場合、○○日以内なら全額返金可能」となっています。
GEEK JOB | 14日以内なら違約金なし |
---|---|
テックアカデミー | ルールなし |
テックキャンプ | 7日以内なら全額返金保証 |
コードキャンプ | ルールなし |
侍エンジニア塾 | ルールなし |
上記のようにテックキャンプも7日以内であれば途中で辞めても一切お金がかかることはありません。
・・・14日間以内であれば違約金がかからないというのは長い期間であることがわかりますね。
なお、他のスクールも検討したいという方は下記も参考にしてみてください。
【結論】とりあえず無料体験を受けよう
今回はGEEK JOBの違約金について詳しく見てきました。
結局のところ、実際に受講するかどうかはGEEK JOBで実施している無料体験や無料説明会を受講すると良いでしょう。
気になる点はそこで改めて聞くことができますし、実際にIT技術に触れることができます。
ポイント
無料体験は2時半ほどで受講できるので、無料体験で実際に触れてみて受講するかどうかを判断すれば良いです。
受講開始してからも14日以内であれば途中で退学することが可能なので、まずはやってみましょうというのが結論となります。
一番ダメなのは迷ってしまって何も行動をしないことです。
エンジニアの仕事は特に試行錯誤の連続で、問題解決能力を高めていくことが大事になります。
煽ってしまうようで申し訳ないですが、スキルを身につけて転職したいと思っているのに何も行動しないのであれば諦めた方が良いでしょう。
特に無料で学べるGEEK JOBの無料体験すら躊躇しているようであればエンジニアとして成功していくのは難しいです。
迷いながらでも良いので一歩ずつ前進していきましょう!