フリーランスエージェントを使うメリットとデメリットってどんなものがあるだろう?
これからフリーランスになりたい、既にフリーランスの方でエージェントを使うことにどんなメリットがあるのか?
逆にどんなデメリットがあるのか?気になる方もいるかと思います。
僕はエージェントに搾取されていた部分もあるので、タイトルにある通りエージェントの闇も見てきて、下記のような事がありました。
- 正当な市場価値よりはるかに低い単価の仕事をしてた
- エージェントや中間業者に手数料をいっぱい抜かれてた
そんな僕だからわかるエージェントのメリットとデメリット、そしてメリットをしっかり享受するために重要なことを紹介していきます。
- エージェントをしっかりと活用していきたい
- 搾取されることなく自分の市場価値を上げていきたい
- これからのフリーランス生活を満喫していきたい
という方は是非参考にして頂ければと思います。
僕はフリーランス歴6年半。最初の5年強はエージェントを使ってエンジニアをやっていて、その後は自分で営業するようになりました。
エージェントを使う、エージェントを使わないという両面を経験してるからこそわかるメリットデメリットを解説していきます。
フリーランスエージェントを使うことによるメリット7つ
それでは早速フリーランスエージェントを使うメリットの紹介をしていきます。
フリーランスエージェントって使う価値あるのかなぁ?自分で仕事探した方がいいんじゃない?
と考えている方は是非参考にしてみてください。エージェントを使うメリットは下記7つです。
メリット
- 営業を代わりにやってもらえて楽
- 安定的に仕事を受注することができる
- 単価の高い仕事を受注することができる
- エージェントの福利厚生を受けることができる
- 案件の選択肢が増える
- 自分の市場価値を知ることができる
- キャリアプランの相談をすることができる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット1.営業を代わりにやってもらえて楽
まず一つ目のメリットは営業を代わりにやってもらえて楽という点です。
フリーランスやってるとよく下記のように聞かれます。
「フリーランスになっても営業する自信ないけど、仕事どうやって取ってるの?」
僕も営業できる自信なんてなかったですし、そもそもコミュ障だったので初対面の人と5分会話することですら無理な人間でした。
ポイント
そんな人でも、エージェントに仕事探しを依頼するとあなたのスキルや実績・希望にマッチした仕事を見つけてきてくれます。
マッチした仕事にすぐに参画できるわけではなく、クライアントとの面談の上で案件に参画できるか決まるので、その際に会話は発生しますが、そこもエージェントが仲介してくれます。
基本的に就職活動で面接をくぐりぬけて社会人になっていると思うので、就活での面接経験+業務で培った実績があれば問題なしです。
注意点として、あなたの希望をしっかりエージェントに伝えることが大事ですね。
僕はそれすらうまくできなかったので、最初は自分の希望にマッチする仕事をもらうことができませんでした…。
メリット2.安定的に仕事を受注することができる
フリーランスになると思うとほとんどの方が下記の観点で不安に感じるのではないかと思います。
フリーランスになって仕事を継続受注できなかったら収入止まってしまうのかなぁ?
僕は現在Webマーケターとしてフリーランスで活動していてエージェントは使ってないですが、正直な話でいうと下記のように仕事が受注できていない時期がありました。
参考
- 2019/04:仕事あり
- 2019/05:仕事あり
- 2019/06:仕事あり
- 2019/07:仕事あり
- 2019/08:仕事あり
- 2019/09:仕事なし
- 2019/10:仕事なし
- 2019/11:仕事なし
- 2019/12:仕事あり
仕事ない期間は貯金を食いつぶして生活…という感じだったのですが、エージェントを使っていたフリーランスエンジニア時代は仕事が切れた期間はありませんでした。
エージェントとしても仕事がないエンジニアを抱えるのはデメリットでしかないので、必死になって仕事を探してくれるのでよっぽどのことがない限りは仕事が切れることがありません。
参考
「どうしても不安…!」という方はMidworksがおすすめです。
一度案件参画して、次の仕事が決まらなかった場合に8割の給与保証をしてくれるので、安定的に収入を得ることができます。
仕事が切れるのが不安でフリーランスになるのが怖いという方にとっては、安定的に仕事が受注できる可能性が高いエージェントを使うのはメリットとして大きいですよね。
メリット3.単価の高い仕事を受注することができる
エージェントを使う3つ目のメリットは単価の高い仕事を受注できるという点です。
ただし、これには条件がありまして下記の通りとなっています。
ポイント
自分でバリバリ営業できる人
> エージェントを使う人
> クラウドソーシングサービスを使う人
上記の通りで、最も単価が高くなるのはエージェントが取ってくれるような仕事を自分で受注できる人です。
ただ最初から自分で高単価な仕事を受注できる人っていませんよね?
なので、高単価な案件を受注できる自信がない方は、クラウドソーシングなどを使うよりもエージェントを使った方が高単価の仕事を受注することができます。
ポイント
エージェントを使用する場合、エンジニアとしての実務経験が3年以上あれば月収50万円はかたいといえます。
正直クラウドソーシングなどのビジネスマッチングサービスは単価低すぎ…というのが僕の感想です。(例:クラウドワークス、ランサーズ)
スキルを安く買いたたかれすぎなので、自分の市場価値をしっかり把握してない人は絶対に使わない方が良いと思っています。
メリット4.エージェントの福利厚生を受けることができる
フリーランスになると面倒に感じるのは、営業だけでなく下記のような点です。
- 自分で確定申告をしなければならない…
- そもそもフリーランスになってどのような事務手続きをすべきかわからない…
- 契約書や請求書作りなど事務処理が大変…
- 人脈づくりが大変…
実際にこれら全て僕は自分でやっているのですが、「本当に面倒くさい!」です。
事務手続きなどは面倒だからやらないということができません。
面倒だからやらないとしてしまうと後々クライアントと揉めたり場合によっては法律でもめることがあります。
参考
多くの方が、芸能人や有名人が脱税で報道されているのを見たことないでしょうか?
芸能人や有名人だからということでなく、フリーランスであれば起こり得ることです。
事務処理含め、会社員であればやってくれるような雑務ですが、エージェントを使うことによって全てやってもらうことが可能です。
特に福利厚生が充実しているギークスジョブやMidworksであれば下記のような福利厚生がついています。
ポイント
- 確定申告のサポート
- フリーランスとして開業する際のサポート
- フリーランスのコミュニティ(セミナーや交流会の開催)
- その他施設やスクールの利用の割引
上記も一例となりますが、エージェントを使うことによってエージェント独自の福利厚生を受けることができます。
メリット5.案件の選択肢が増える
エージェントを使う5つ目のメリットは案件の選択肢が増えるという点です。
これからエージェントを使うという方は下記記事でも紹介している通り、複数エージェントに登録することがおすすめですが、複数登録するとより一層案件の選択肢が増えます。
フリーランスエージェントに複数登録せずに搾取された話【実話】
エージェントを使わずに自分で仕事探しをしたとして、見ることができる案件情報って数十個、多くて100個~200個くらいではないでしょうか?
ポイント
それがエージェントを使うことで数千個の案件からあなたにマッチした案件をピックアップしてもらえます。
より多くの案件を見ることができれば、あなたが本当に求める案件の仕事をすることができて下記の面でメリットと感じるかと思います。
- キャリアプランに合わせた仕事ができる
- あなたの希望の収入の案件を見つけることができる
- 条件を比較した上で参画したい案件を見つけられる
メリット6.自分の市場価値を知ることができる
これからフリーランスになろうと思ってる方、既にフリーランスの方に質問です。
あなたの市場価値、1時間あたりどれくらいの価値があるかご存知でしょうか?
アルバイトしたことがある方ならわかりやすいと思いますが、時給がいくらなのか?ということですね。
恐らくフリーランス経験が少ない方は自分の価値をしっかりと知らないという方が多いかと思います。
ポイント
そこでフリーランスエージェントに登録して、あなたにマッチする案件を紹介してもらうとあなたのおおよその市場価値を把握することが可能です。
大事なこととして、上記でも紹介している通り、複数のエージェントに登録することがあなたの市場価値を知る上でも重要となります。
1社しかエージェントを登録しないとそのエージェントに提示された額=あなたの市場価値を思ってしまうかと思いますが、複数エージェントにあなたのスキルセットを見てもらって判断することが重要です。
僕は会社員時代に自分の価値を把握せずに会社に搾取されていたので、時給600円換算くらいで働いていました…。
今は時給5000円以上という感じになりましたが、自分の価値を知るのは非常に重要です。
メリット7.キャリアプランの相談をすることができる
最後のメリットとしてはキャリアプランの相談ができるという点です。
あなたは今後のフリーランスとしてのキャリアを誰にも相談せずに一人で決められるでしょうか?
中には一人で決められる、もしくは周りに信頼できる人がいるからその人に相談するという方もいるかと思います。
ただその際に注意点があります。
注意点
IT業界の現状、これからの動向を考慮して、客観的な視点であなたの理想とするキャリアを決めることができるでしょうか?
エージェントに登録するとIT業界のエキスパートが今後のIT業界の状況を考慮しつつ、客観的な視点をもってあなたのキャリアの相談に乗ってもらえます。
何をするにしても方向性はとても重要なので、その重要な方向性を一緒に考えてくれる人がいるというのは非常に心強いですよね。
フリーランスエージェントを使うことによるデメリット2つ
ここまでフリーランスエージェントを使うメリットについて解説をしてきました。
恐らくメリットだけを書くと下記のように考える方もいるのではないでしょうか?
メリットだけ見せてなにか裏があるんじゃないの?デメリットはないの?
当然ながらエージェントを使うことはデメリットもあります。
なので、僕の実体験を元にデメリットを2つ紹介していきます。
デメリット1.マージンにより収益性が下がってしまう
まず一つ目のデメリットは上記でも少し触れたところですが、エージェントを使うことで収益性が下がってしまうという点です。
収益性が下がってしまう要因としては下記の点があります。
- エージェントにマージンを取られてしまう
- それも単価交渉をしないと余分に取られることがある
エージェントのマージンについて詳細は下記の記事で紹介していますが、当然のことながらエージェントもビジネスとしてあなたのサポートをしてくれるのでお金が発生します。
【必見】フリーランスエージェントにマージンを搾取されない方法
エージェントに登録することや利用する費用はかからないものの、実際に働き始めたら毎月あなたに入ってくる収入から手数料が差し引かれることとなります。
なので、極力エージェントを介さない方が収益性が上がりますが、メリットの部分で見た部分すべて自分でまかなう必要があるのでどっちが良いか?という話ですね。
個人的なおすすめは最初はエージェントを使って後々フリーランスに十分慣れたら自分で営業するというスタイルですね。
僕もそのスタイルでやってきて、最初の5年強はエージェントを使って、その後は自分で仕事を探すのをメインという風に切り替えました。
デメリット2.案件の自由度が低い
2つ目のデメリットとしては、案件の自由度が低いという点です。
基本的にエージェント経由で仕事をする場合は下記のような仕事が多くなります。
ポイント
- 企業へ常駐型で働く(慣れたらリモートできるものもあり)
- 週5日
- 1日の稼働時間は7~8時間(現場によっては残業も)
フリーランスと聞いてどういうイメージしてるかは人それぞれかと思いますが、「ハワイでトロピカルジュース飲んで仕事♪」というイメージしていたら雲泥の差となってしまいます。
エージェントに仕事を探してもらうと上記のような案件の自由度の低さはデメリットとしてあります。
参考
2020年4月現在、新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、リモートでできる案件が増えています。
なので、上記の企業へ常駐型で働くという点に関しては融通が利きやすくなっています。
案件の自由度が低いため、リモートで週2~3日で、1日5時間くらいの時短勤務が良い…という方にはエージェントを使うのは不向きかもしれません。
なので、そういう方であれば下記の記事で紹介しているようなサービスを利用することによってわりかし自由度が高い仕事は受注できるかと思います。(上記で挙げたメリットは享受できません)
フリーランスがリモートワークするのに最適なエージェントと方法
僕がエージェントを使わなくなった理由は、この案件の自由度が低いという原因が非常に大きいです。
元々場所や時間にとらわれずに仕事をしたいというのがあったので、エージェント経由でフリーランスとしての生き方に慣れてから自分で仕事を探すスタイルに変えました。
フリーランスエージェントを使うメリットを最大化するために大事なこと
ここまでフリーランスエージェントを使うメリットとデメリットを解説してきましたが、誰しもが下記のような想いを持っているのではないでしょうか?
なるべくエージェントを使うメリットを享受して自分にとって最大限の効果を得たい…
このように思うのは当然かと思うので、エージェントを使う際にメリットを最大限享受してあなたの価値をあげるために重要なことを紹介します。
他の記事や上記でも紹介していることではありますが、重要なことは下記4つです。
ポイント
- エージェントは複数登録することが大前提
- 自分の市場価値をしっかりと把握すること
- 下手に出ることなく求める条件を主張すること
- 迷うよりもまずは行動していくこと
下記記事でも紹介している通り、ゆくゆくはエージェントは使わない方が収入も青天井で上がってきますが、最初はエージェントを使うのがおすすめです。
フリーランスはエージェント使わない/案件掛け持ちをゴールにせよ
フリーランスという生活に慣れないと仕事も事務処理も営業も全て自分でという感じでアップアップしてしまいます。
まずは上記の4点をおさえた上でエージェントを活用していきましょう。
特に次のエージェントは登録必須と思って全てに登録しておくと良いです。
- ギークスジョブ
- PE-BANK
- Midworks ※一都三県限定
- レバテックフリーランス
エージェントの登録や利用すること自体は無料でリスクなくできます。
あなたにマッチする案件がもしかしたら明日なくなってしまうかもしれないので、早いうちに登録した方が案件情報をしっかりキャッチするために有効です。
上記のエージェントに登録すれば一通りの案件は網羅できると思いますが、エージェントをしっかり選びたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
12社厳選!フリーランスエンジニア向けオススメエージェント【現役フリーランスが解説】
フリーランスとして幸福度を上げていきたいのであれば、後でではなく、今すぐ行動していきましょう。