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【悲報】SEの転職で大手に入ると将来が絶望的です【ベンチャーにすべき】

2019年8月17日

※本ページはPRが含まれます。

フリーランスWebマーケターのミツキ(@ptnimz1987)です♪

SEで大手に転職しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は下記のような疑問を抱えている方の問題解決につながるように書いていきます。

  • SEで大手に転職するメリットやデメリットはどんなところにあるだろう?
  • 大手に転職するのに合っているSEってどんな人だろう?
  • そもそもSEが大手に転職するのってありなんだろうか?

SEとして働いていると、大手・中小企業・ベンチャー企業・フリーランスなどさまざまな働き方があるので上記のような疑問を抱える方もいらっしゃいますよね。

結論からいうとタイトルの通り、「SEが大手に転職すると将来が絶望的」です。

下記のような理由から大手に入ると将来が絶望的と言えるのですが、先を考えたら自立して生きていく力が重要になってきます。

  • 大手に入ると成長がしづらく自立して生きる力がつきづらい
  • 大手は会社に依存する生き方になりやすく何かあった時の備えが持てない
  • 収入が上がりづらいので生涯賃金が少ない

大手ではなく、ベンチャーに就職したりフリーランスとしてSEをすることで将来どんなことがあっても生き抜く力がつきやすいので圧倒的に大手に入るよりも良いです。

将来の保証を付けていくには自分の力をつけていく以外ないので、是非本記事を参考に将来設計をしてみてください。

ミツキ
ミツキ
僕は最初に入った会社が今やグループ入れると2000人を超える規模の大手になっています。

IT業界であれば知ってる人の多い会社で、僕は4年働きましたが、結論だけ見ると圧倒的に大手を辞めてフリーランスとして働いてからの方が人間的にもスキル的にも成長できました。

今はフリーランスのWebマーケターとして働いていますが、何があっても稼いで行ける力がついてると自負しています。

目次
  1. SEの転職で大手に入ると将来が絶望的な理由
  2. SEの転職で大手に入るメリット
  3. SEの転職で大手に入るデメリット
  4. SEの転職で大手に入るのが合う人の特徴
  5. SEの転職で大手に入るのが合わない人の特徴
  6. SEの転職で大手の社内SEになるのは絶対におすすめしない
  7. SEが転職するならIT特化の大手転職エージェントがおすすめ
  8. まとめ

SEの転職で大手に入ると将来が絶望的な理由

SEが転職でも就職でも大手に入ると将来が絶望というのは僕の体感としてあることです。

大手に入るメリットとデメリットを後述するのでそちらを見ればわかるかと思いますが、簡単に要約すると下記の理由からSEで大手に転職すると絶望的な将来になります。

SEが大手に入ると絶望な理由

✓大手に入ると起こりやすいこと

  • 個人が頑張らなくても烏合の衆でなんとかなってしまう
  • スキル面でも人間的にも成長しづらい
  • 自分の能力に見合った収入がもらえない

✓想定される未来

  • 個人で戦うことができなくなる
  • 会社をクビになったら露頭に迷う
  • 完全個人で戦う時代になったら生きるすべがなくなる

これからより個人の力が重要になっていく時代になるので大手に入るとその力をつけることができずに絶望しますね。

SEになるのに大手へ転職するのは未経験だと絶対的におすすめしない

SEが大手に転職になることをおすすめしない理由を書きましたが、未経験から大手への転職や就職はマジでおすすめできません。

僕自身が大卒で未経験から大手のSIerに就職したことで下記のような弊害がありました。

  • 雑用のような業務をやらされる
  • 重要な業務を担っている感覚が鈍くなる
  • 上が詰まっているので昇進しづらい
  • 昇進しない限り収入が上がらないので安月給のまま
  • 仕事の全体的な流れを理解することができない

もちろん意識次第で変えられる部分もありますが、上記のようになることが一般的ではないでしょうか。

SEの転職で大手に入るメリット

ここまでは僕の体感ベースでSEが大手に入るのはおすすめしない理由について見てきました。
ここからは客観的な視点で大手に転職するメリットとデメリットを解説していきます。

SEの転職で大手に入るメリット

  1. 大きな案件に参画しやすい
  2. 研修がしっかりしてる
  3. 顧客からの信頼が厚い

SEの転職で大手に入るメリット①大きな案件に参画しやすい

大手企業に転職すると大きな案件に参画する機会が多くなります。

僕も大手にいるときは、

  • 大手タイヤメーカーの基幹システムの運用保守
  • 大手航空会社の商社の基幹システムの運用保守
  • 大手保険会社の基幹システムのプログラム開発

といった感じでベンチャーでは参画できないような大きい案件に携わることができました。

SEの転職で大手に入るメリット②研修がしっかりしてる

2つ目は大きな会社ほど研修制度がしっかりしているという点です。

新入社員研修もそうですし、3年目向けの研修やリーダー向け研修など様々な研修が用意されていることがあります。
会社内で完結することもありますし、研修講師を外注して研修をやることもあるほどです。

メリットの部分で書きましたが、個人的な考えとして研修は正直いらないかなというのが僕の考えとしてはあります。
スキルも仕事での立ち回り方も現場で学ぶのが一番ですからね。

SEの転職で大手に入るメリット③顧客からの信頼が厚い

大手で有名な企業だと顧客からもともと信頼があるという点でベンチャーなどよりもアドバンテージがある状態で案件に参画することができます。

信頼が厚いことは下記のようなメリットがありまして、この点だけを見ると大手に入るのはありかなという感覚です。

メリット

  • 多少のミスをしてもカバーしてもらえる
  • 提案などを飲んでもらえやすい
  • 上記でもあげた大きな案件が取りやすい

SEの転職で大手に入るデメリット

上記でメリットを見ましたが、続いてデメリットについても見ておきましょう。

SEの転職で大手に入るデメリット

  1. 成長しづらい
  2. 一部の仕事にしか携われない
  3. ブラック企業が存在する
  4. 会社が一気に吹き飛ぶ可能性がある
  5. 収入が上がりづらい

SEの転職で大手に入るデメリット①成長しづらい

既に書いたように大手に入ることで烏合の衆になりやすく、結果として成長しづらくなってしまいます。
SEとして働いていく以上、成長しないと将来は本当に真っ暗です。

会社のせいにしてしまうのも良くないですが、成長しづらい理由は他にも下記があります。

  • 下記にあるように一部の仕事にしか携われない
  • 試行錯誤するのに上司の承認が必要になる(複数人の承認が必要になることも)
  • 会社に守られてる感覚があって保守的になる
  • 成長しなくても仕事がなんとかなってしまう

このような理由から成長しづらいです。

SEの転職で大手に入るデメリット②一部の仕事にしか携われない

大手に入るとSEの一部業務にしか携われないというデメリットがあります。

一点集中でスキルを磨けるという観点もありますが、もしその業務があなたに合わなかったりその業務が将来性ない内容だとしたら数年後に仕事がなくなってしまいます。

僕は色々と仕事をしてみて、Webマーケターとして生きていくのが自分に合っていることを発見できたので幅広い業務を担う経験は重要です。
将来的にPMや起業を考えてる方ならなおさら広い視点で見るのが大事ですね。

SEの転職で大手に入るデメリット③ブラック企業が存在する

ベンチャーや中小企業でもありますが、大手企業の中にはブラック企業が存在するという事実があります。
実際僕が体験したブラック企業については下記にまとめてあります。

こちらもCHECK

IT企業でSEはブラックすぎる?体験談と回避するための方法

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他にも「○士通」や「N○Tデータ」といった大手IT企業でSEとして働いていてブラック企業だという情報が耳に入ってきているので、いまだにブラック企業は多いですね。

SEの転職で大手に入るデメリット④会社が一気に吹き飛ぶ可能性がある

こちらも大手に限らずあることですが、今の時代、大手であれど安心ができないという時代になっています。

IT業界であれば東芝、他業種であれば日産など一昔前は安泰と言われていた企業も崩れてきてしまうような世の中です。

大手に入って①で見たように成長してないと会社が吹き飛んだ先に仕事がなくなってしまうという恐れがあります。
特に大手で雑用のような業務やテスターばかりしてる人は危険ですね。

SEの転職で大手に入るデメリット⑤収入が上がりづらい

最後のデメリットが収入が上がりづらいという点です。

ベンチャーやフリーランスであれば20代で年収1千万も現実的な数字ですが、大手IT企業でSEをやって20代で年収1千万はほぼほぼ無理ですよね。

基本大手は昇進しない限りは収入が上がらない、そして昇進するのが難しいという現実があり若いうちから収入を上げていくのが現実的ではありません。

収入がすべてではないですが、やっぱり収入を上げていきたいのが人間の性ですよね。

SEの転職で大手に入るのが合う人の特徴

ここまででSEが大手に転職するメリットやデメリットがお分かりいただけたと思いますが、改めてどういう人が大手に入ると良いのか、逆に良くないのかを見ていきます。

SEの転職で大手に入るのが合う人①最低水準の生活で満足できる人

上記のデメリットを見ていただければわかるように大手に入ると収入はあまり期待することができません。
なので、基本的に裕福な生活というのはできないのが現実でしょう。

生涯年収は平均的な2億程度に落ち着いてしまうので、年金がもらえずに100歳まで生きるとなると最低水準の生活で過ごすしかなくなります。

そのような生活で満足できる人であることが絶対条件ですね。

SEの転職で大手に入るのが合う人②成長したい欲がない人

大手企業にSEで転職すると成長しづらいとここまでで解説しました。

つまり成長意欲がある人にとって大手は合ってないですが、逆に成長したい欲がほとんどない人にとっては大手が合っているということになります。

「成長したいですか?」と聞いて素直にうなづく人は少ないかもしれませんが、潜在的意識として本当に成長したくないかをしっかり考えた方が良いです。

SEの転職で大手に入るのが合う人③将来のことをそんなに考えたくない人

大手に転職するとSEは将来が絶望的というのが本記事のテーマでありますが、将来のことを考えず目の前のことだけを考えたい人であれば大手でもいいかもしれません。

ただ全くおすすめはしないです。

定年を超えても何らかの形で仕事をしてても良いとか他に収入のつてがあるのであれば目の前の仕事に集中すればいいかもですね。

SEの転職で大手に入るのが合わない人の特徴

それでは逆に大手に入るのが合わないSEの特徴を見ていきましょう。

SEの転職で大手に入るのが合わない人①自分の能力に合わせて収入を上げていきたい人

収入が上がりづらいと書いたように、あなたが若いうちにどんなに能力を上げたとしても会社としての基準があるので能力に合わせた収入になることは起こりづらいです。

自分の能力に合わせた収入を得たい人は大手ではなくベンチャーやフリーランスを選択した方が良いです。

SEの転職で大手に入るのが合わない人②成長していきたい人

成長したい人も大手に入るのは合いません。
ベンチャーに入社したりフリーランスになったりすることで下記のような理由から成長することが可能になります。

ポイント

  • 一つ一つの業務の責任が重い
  • 重要なポストを任されるチャンスが多くなる
  • 成長=収入に繋がりやすい
  • 自走する力がつく

成長したい人は圧倒的にベンチャーやフリーランスが良いですね。

SEの転職で大手に入るのが合わない人③将来のことをしっかり考えて生きたい人

しっかり将来のことを考えながらSEとして生きていきたい人は大手ではなくベンチャーの方が良いですね。

ここまででも見てきたようにSEとして将来を考えるのであれば、

  • しっかりスキルを身につけていくこと
  • 成長し続けていくこと
  • 自分で稼いでいく自信をつけていくこと

などが重要になってきます。

これらの力はベンチャーの方が身につけやすいので大手じゃないほうが良いですね。

SEの転職で大手に入るのが合わない人④会社の烏合の衆になりたくない人

会社でたくさんの人の中に埋もれたくないという人も大手は合いませんね。

僕は大手に入ってものしあがっていけば中心的人物になれると思ってましたが、若いうちから会社の中軸を担えるのは残念ながら天才くらいですね。

凡人であれば大手でいきなり中軸を担っていくのは難しいので、会社の烏合の衆になりたくない人はベンチャーを選択した方が良いでしょう。

SEの転職で大手に入るのが合わない人⑤会社に依存せずに生きたい人

会社に依存せずに自分の力でしっかりと生きていきたい人にとっては、大手に転職するという選択肢はほぼないですよね。

会社に依存せずに生きるのであればベンチャーで主軸を担う仕事をしていくフリーランスとして生きていく方が良いですね。

僕も社会人4年目の終わりからフリーランスになって会社に依存せずに生きれるようになりましたが、自分をどこに身を置くかが結構重要です。

SEの転職で大手の社内SEになるのは絶対におすすめしない

SEの働き方として社内SEという生き方がありますが、大手の社内SEはマジでお勧めできません。
理由は下記の点が挙げられます。

大手の社内SEをおすすめしない理由

  • そもそも社内SEは成長しづらい
  • 担当できる業務が一部でしかないこと
  • 課題がなれ合いで済んでしまうことがある
  • 収入が上がりづらい

普通に大手に転職することがおすすめしない理由と重複する部分がほとんどですが、個人的に社内SE反対派なので大手企業の社内SEはもってのほかですね…。

SEが転職するならIT特化の大手転職エージェントがおすすめ

SEが転職するなら転職エージェントを使うのが一般的ですが、SEの転職であればIT特化の大手転職エージェントを使うのが良いです。

SEが転職するのにおすすめな大手転職エージェント

SEにおすすめの転職エージェントは下記に詳しくまとめています。

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特に大手かつ信頼の厚い転職エージェントは下記ですね。

絶対的に大手の転職エージェントの方が案件数や転職のサポート面を見ると良いですね。

SE向けの大手転職エージェントは未経験だと利用しづらい

上記であげたレバテックキャリアやマイナビエージェントITはSEの経験がある方にとっては使いやすいエージェントですが、SE未経験の方にとってはちょっと微妙ですね。

IT特化ではないですが、WORKPORTリクナビNEXTなどの転職エージェントを使った方が良いです。

理由はIT特化だと基本経験者メインの案件が多いからで、ITに特化していないWORKPORTやリクナビNEXTであればSE未経験者であってもSEとして転職できる案件を多く扱っています。

まとめ

SEが大手に転職すると将来が絶望的というテーマで書いてきました。

ここまで解説してきたことをまとめると下記のとおりです。

大手に転職するメリット

  1. 大きな案件に参画しやすい
  2. 研修がしっかりしてる
  3. 顧客からの信頼が厚い

大手に転職するデメリット

  1. 成長しづらい
  2. 一部の仕事にしか携われない
  3. ブラック企業が存在する
  4. 会社が一気に吹き飛ぶ可能性がある
  5. 収入が上がりづらい

大手への転職が合う人

  1. 最低水準の生活で満足できる人
  2. 成長したい欲がない人
  3. 将来のことをそんなに考えたくない人

大手への転職が合わない人

  1. 自分の能力に合わせて収入を上げていきたい人
  2. 成長していきたい人
  3. 将来のことをしっかり考えて生きたい人
  4. 会社の烏合の衆になりたくない人
  5. 会社に依存せずに生きたい人

このまとめだけ見ていただいても、大手に転職することが微妙というか選択するのが怖いと感じてしまうくらいかと思います。

実際に大手で働いていた僕の経験からいうと大手で何となく生きていこうという考えの人は10年先や20年先にきっと後悔するのではないかなという感覚です。

しっかり今後のことを考えて生きていくのであれば、ベンチャーへの転職やフリーランスになることを考えて行動していくと良いでしょう!

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  • この記事を書いた人

ミツキ

フリーランスエンジニア兼Webディレクター【信念】『周りの人と自分が生きたい人生を生きる』【経歴】学習院大学経営学科→独立系SIerでSE4年→フリーランスエンジニア5年→現職。>>お仕事のご依頼 >>プロフィールの詳細

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