フリーランス フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアの年収のリアル【実際のSE時代の収入公開】

2019年6月11日

※本ページはPRが含まれます。

フリーランスエンジニアの年収

フリーランスWebマーケターのミツキ(@ptnimz1987)です♪

SEの方でフリーランスになろうと検討している方、フリーランスだけど現状に不満を抱えている方で下記のような悩み・疑問を持っている方多いのではないでしょうか?

  • フリーランスエンジニアってどれくらい稼げるんだろう?
  • フリーランスエンジニアの年収と実際の手取りってどれくらいなのかなぁ?
  • 会社員でSEやるのとフリーランスで働くのってどっちが稼げるのかなぁ?

僕は会社員でSE4年、フリーランスで5年エンジニアをやってきました。

ポジショントークではなく経験から言えるのは「確実にフリーランスの方が稼げる」ということです。
具体的な数字で言うと下記になります。

ポイント

  • 会社員SE4年目の年収→411万円
  • フリーランスエンジニア5年目の年収→672万円

上記の通りで、差額は261万円です。

かつ、僕は会社員時代はブラック企業に勤めていたので働いていた時間で言うと、下記のような感じでした。

  • 会社員時代:250時間×12か月=3,000時間
  • フリーランス時代:140時間×12か月=1,680時間

時給換算するとひどいもので、会社員時代は1,370円でフリーランス時代は4,000円と3倍ほどの差があるわけです。

ちなみに僕はフリーランスと言っても常駐型で仕事をしました。
基本的に仕事は下記の記事にあるようにエージェントに仕事を取ってきてもらっていたので営業とかは自分で一切やっていません。

こちらもCHECK

フリーランスエンジニアにオススメのエージェント
11社厳選!フリーランスエンジニア向けオススメエージェント【現役フリーランスが解説】

続きを見る

当記事では僕のSE9年の経験から実際の年収を用いながらエンジニアの年収について解説していきます。

ミツキ
ミツキ
SEでもなんでも収入を上げる=自分の価値を上げることにつながり自信にもつながってくるので是非収入を上げることにこだわることをおすすめします。

フリーランスエンジニアの年収のリアルを実際の収入を元に解説

それでは早速僕の実際の年収を公開しながらフリーランスエンジニアの年収について解説していきます。

先にお伝えしておくとフリーランスエンジニアでもピンキリです。
というのもフリーランス1年目と5年目の年収を比較すると下記のような感じでした。

  • フリーランス1年目の年収:420万円
  • フリーランス5年目の年収:672万円

かなりの差がありますよね?なぜこのようになったか順を追って解説していきます。

フリーランスエンジニアの年収の実情①仕事によっては稼げない

まずフリーランス1年目での年収が420万円というからくりについて解説していきます。

多分フリーランス経験者の方は「馬鹿じゃないの?!」と思うくらいフリーランスとしては低い年収ですよね?
多分会社員の方でも社会人5年目で420万円は低いと感じると思います。

実際、僕の会社員時代からフリーランス1年目の年収の推移は下記のようになっています。

収入の遷移(年収)

会社員時代

  • 1年目:3,680,000円
  • 2年目:3,856,000円(前年比+176,000円)
  • 3年目:4,000,000円(前年比+144,000円)
  • 4年目:4,112,000円(前年比+112,000円)

フリーランス時代

  • 5年目:4,200,000円(前年比+88,000円)

上記のように見てもフリーランスになったと思えないくらいの年収ですよね(笑)

当時を振り返ると僕は下記のような発想しかありませんでした。

ミツキ
ミツキ
とにかく残業多い現場は避けたい…。そのためなら多少年収が低くても我慢しよう。。

つまり、年収よりも労働時間を抑えたい、時給が上がればそれでいいという考えだったのです。

ほとんどと言っていいほど収入にこだわりがなかったので、条件だけで見て当時仕事を探してくれる仲介のIT企業へゆだねていました。

仕事内容としては銀行の保守をやっていたのですが、今思えば完全にその会社に吸い取られていましたね。
2年ほどくらい経ってから同じ仲介のIT企業経由で現場を変えてちょっと収入が上がり下記のようになりました。

フリーランスになった時の収入

  • フリーランス1年目の年収:420万円
  • フリーランス3年目~の年収:480万円

多少上がったとは言っても少ないですよね。
とは言え、Excel VBAだけで月130時間働けば毎月40万円もらえていたので結構割のいい仕事でした。

フリーランス1年目~4年目終わりくらいまでは上記のような感じでフリーランスと言ってもあまり稼げずにいました。

フリーランスエンジニアの年収の実情②多少のスキルがあれば稼ぐことは可能

僕がフリーランスエンジニアとして稼げるようになったのはフリーランスになって5年目からです。

年収480万円から一気に年収636万円まで上がりました
一気に年収が150万円以上上がるってすごくないですか?その時の必要とされた能力は下記です。

  1. VBAでの開発経験
  2. 管理ツールの開発経験(Redmine等)
  3. SQLの読み書き
  4. システム開発経験(Java尚可、基本設計~)
  5. 能動的なコミュニケーション能力

正直②と④に関しては僕は経験なかったので、実質面談で評価されたのは①③⑤ですね。

それなら自分にもできる!」と思った方いませんか?
そうです、フリーランスと言っても思ったほどスキルって必要なかったりします。

変にメンタルブロックかけて自分にはフリーランスになれるスキルないって思ってる方が多いですが(僕もそうでした)、多少のスキルがあればフリーランスになって稼ぐことは可能です!

ちなみに上記の現場で半年働いた後に更に収入が上がって年収672万円まで行きました。

フリーランスエンジニアの年収の手取りは額面の80%くらい

ここまで僕の年収を実際に公開しながらフリーランスエンジニアの年収について見てきました。
それでは「実際手取りでどれくらいになるんだろう?」と気になる方もいるかと思います。

ここでは手取りはどれくらいになるのかを実際の金額を例に挙げながら紹介していきます。

フリーランスエンジニアとしての年収の手取り

先に結論から言うと、年収636万円で手取りは510万円くらいです。

具体的に計算のプロセスを紹介すると下記のようになります。

収入:

  • 530,000円/月

支出:

  • 国民年金:16,000円/月
  • 国民健康保険:15,000円/月
  • 区民税:10,000円/月
  • 支出合計:41,000円/月

手取り:489,000円/月

月の手取りは上記で、それに加え所得税として大体年間で30万円くらいかかると考えると年間での手取りは5,568,000円です。

※税金などは市区町村や前年の収入により変わります。

上記の通りですが、一点補足として税金などは年収480万円の時の収入を元に計算してる+経費計上し過ぎている(副業にかかった経費等)ので、通常は上記の倍くらいになると考えて良いです。

というわけで上記でもお伝えした通り、510万円くらいの手取りとなります。

【補足】会社員SEでの手取り⇔フリーランスエンジニアの手取りと比較

対比してわかりやすいように会社員時代の手取りと比べてみましょう!

会社員時代の年収で最も高かったのが411万円だったと先述しました。
この時の手取りは大体337万円くらいです。
割合にすると年収の82%くらいに当たります。

一方、フリーランス額面の年収の80%くらいが手取りなので、会社員とフリーランスでそれほど変わらないことになります。

フリーランスになると確定申告を自分でやらないといけないというデメリットはありますが、うまく経費計上すれば税金も結構抑えることが可能です。

フリーランスエンジニアの単価相場は大体80万円以上・単価交渉は大事

フリーランスエンジニアというか、SEってどれくらいの単価でやり取りされているか知っていますか?

僕は会社員になってからもフリーランスになってからもリアルな単価を聞いたので知ってるのですが、一般的な案件でエンジニアの単価は平均すると80万円以上です。

でもあなたに入ってくる額は大分少ないですよね?ここではそのカラクリについて解説します。

フリーランスエンジニアの単価のカラクリ

上記は会社員の場合のケースですが、単価80万円以上でやり取りされるのは顧客とあなたが所属する企業がやり取りする金額です。

会社員であれば、あなたの所属会社があなたを雇うためにかかった費用・あなたを管理するための費用・お金を売り上げない部署(経理や人事)の人件費などに大部分が持っていかれます。

これがフリーランスになると下記になるのが一般的です。

画像は一例ですが、あなたと顧客の間にいるエージェントにお金が多少入るだけであとはあなたにお金が入ってきます。
どっちが効率が良いか考えたら言わずもがなですよね?

フリーランスエンジニアの単価交渉のコツ

上記のフリーランスエンジニアの単価を理解した上で単価交渉する時はしっかりすると良いです。
具体的なところで言うと、下記のタイミングが有効です。

  1. 案件に参画する時
  2. 案件参画後に3か月経過した時
  3. 案件参画後に1年経過した時(以後1年おき)

それぞれのタイミングについて解説すると下記の通りです。

①案件参画時

まず最初のタイミングは案件に参画する時ですね。

企業は基本的に自社の利益を最大化しようと思うのであなたへ提示する額が最初ちょっと少ない可能性があります。

なので、面談して顧客からOK出ていざ案件参画できるとなったときに案件参画するかエージェントからあなたへ最終確認が入ります。
その時に下記一言でOKです。

「あと○万円高かったらすぐ行きたいんですけど・・・」

企業側の考えとして、「数万円ケチって数十万の利益を逃すよりは数万円払おう」となるので、良心的なエージェントであればあなたが希望で言った額までいかなくても多少は値上げしてもらえます。

②案件参画後に3か月経過した時

3か月経過したタイミング、これは僕が実際にあった話です。

会社員でも新入社員の時、試用期間ってありましたよね?
フリーランスでも同様に会社間の契約でそういう試用期間が設けられていることがあります。

ここまでで公開した通り、僕は月収53万円→56万円になったタイミングがありましたが、それは案件参画後3か月経った時です。

実際に聞いた話ですが(本当は聞いてはいけません笑)、顧客とエージェントの間に入ってる直接顧客とやり取りしている企業が試用期間3カ月を設けていました。

そのため、3か月経過した時に収入が上がったわけです。

③案件参画後に1年経過した時(以後1年おき)

最後にあるのが案件参画後1年経過したタイミングです。

1年くらい同じ現場にいると大分その現場に慣れてくるので、その後も長く案件にいてほしいと顧客側が思うので巡り巡ってあなたの単価交渉をすると上げてもらいやすくなります。

仮に単価交渉に応じずにあなたが案件から抜けてしまうと、またあなたにいる現場で新たに人を採用する必要が出てきてしまいあなたにプラスでお金を払うよりもコストが高くついてしまうからです。

実際これも僕は経験として交渉した経験がありまして、フリーランスとしての2つ目の現場で元々35万円だったところから40万円/月に上げてもらうことができました。

単価交渉する時に必ず押さえるべきこと

ここまで見て頂いたタイミングで単価交渉すると単価を上げやすいのですが、単価交渉をする時に押さえるべきことがあります。

それは、「折れない心を持つこと」です。

企業側もできることならコストを抑えたいと考えます。
なので、あなたがすぐ折れてしまうようだと単価が安くなってしまいます。
折れない気持ちで少し強気でいくくらいがちょうどいいです!

フリーランスエンジニアの年収平均は600万以上

個人的なおすすめとして、会社員で2~3年経験したらフリーランスへなれ!と僕は思っているのですが、2~3年経験していれば年収は大体600万円以上いきます。

600万円というと手取りでおおよそ500万円くらいですね。会社員で5年頑張っても額面で500万円いくか微妙なところだと思うので、フリーランスになった方が効率良い事がわかりますよね?

フリーランスやってる方で年収の平均が600万円以上と聞いて、「自分はそんなにいってない…」という方がいたら、正直キャリアを見直すか使っているエージェントを変えた方が良いですね。

参考

上記のように言う根拠は僕の友達で下記のような人がいるからです。

エンジニア未経験
→Excel VBAを勉強
→1年間会社員としてVBAの現場を経験
フリーランスへ転向して年収600万円

上記の例があるように、エンジニアとしての経験が2~3年以上あって年収が600万円越えなかったらキャリア的に問題があるか、エージェントが無能orマージンを多く取っているせいです。

どちらに問題あるかは人それぞれなので、今使っているエージェントと違うエージェントへあなたの市場価値を聞いてみることをおすすめします!

こちらもCHECK

フリーランスエンジニアにオススメのエージェント
11社厳選!フリーランスエンジニア向けオススメエージェント【現役フリーランスが解説】

続きを見る

フリーランスエンジニアの年収1千万は可能!収入を上げるために必要なこと

ここまで僕の経験や周りの友達の例から一般的なフリーランスエンジニアの年収について見てきました。
でも実は僕のスキルってうまく活かされてないんです。。。

というのも、僕は下記のような経歴で来ました。

ミツキの経歴

  • 会社員(社会人1年目):SAPのERPパッケージの開発(ABAP)
  • 会社員(社会人2年目~4年目):SAP製品の運用保守
  • フリーランス(社会人5年目~7年目前半):銀行システムの運用保守
  • フリーランス(社会人7年目後半~9年目前半):業務支援のExcel VBA
  • フリーランス(社会人9年目後半):Redmineの運用保守

上記のようにほとんど一貫性のない仕事内容となっています。

・・・ちょっと専門用語が多いので下記参考までに書いておきますね。

参考

  • SAP・・・主にERPパッケージ製品を扱うドイツの会社(日本に支社有)
  • ERP・・・Enterprise Resource Planningの略。会計や受発注、在庫管理、人材管理など会社の基幹を担う業務のこと。
  • ABAP・・・SAPのERPパッケージ製品のカスタマイズするための独特な言語。
  • Redmine・・・企業が使うタスク管理のツール

社会人一年目にやっていたABAPをずっとやっていればもう丸9年やっていたことになるので、希少価値がめちゃくちゃある人材となっていました。

なので、よく僕の経歴の話を業界の営業やっている人に言うと下記のように言われます。

  • 「ずっとやってれば年収800万は余裕だっただろう・・・」
  • 「現場によっては年収1千万も行けただろう・・・」

ぶっちゃけもったいなかったなという気持ちもほんのちょっとだけありますが、自分の最善を選択してきたので後悔はありません。

ちなみにABAP以外でも、これからも需要があるプログラミング(PHP,Python,Javaなど)ができると市場価値は一気に上がります!

10年もやってれば年収1千万はフリーランスだと案外すんなりいけます。

フリーランスってハードルが高いように見えますが、上記でも書いた通り会社で実務経験2年やってある程度自主的に動けるようになればフリーランスになれます。

ミツキ
ミツキ
ここまで見てきたように会社員よりフリーランスの方が確実に夢があります。

収入だけ見ると、僕が最初にいた会社で自分の上司、部長にあたる30代中盤の方が月収50万(年収700~800万)ほどと言っていたので、5年以上前倒しで同じくらいの収入に行くことができます。
(※キャリアの積み重ね方にもよる)

フリーランスエンジニアの年収まとめ

いかがでしたでしょうか??
リアルな数字を用いて書いたのでイメージ湧いたようであれば幸いです。

僕の周りではフリーランスになって年収が300万になった人もいるくらいなので、会社員で自分の力がうまく年収に反映されていないことはよくあります。

実際に自分がどれくらいの年収になるかは冒頭でも書いている通りフリーランス専門のエージェントに相談してみるのが一番です。

中でも収入を上げるにはギークスジョブレバテックフリーランスがおすすめですが、下記に他にもおすすめするフリーランスエージェントを紹介しているので一度話を聞くだけでもしてみることを強く推奨します。

こちらもCHECK

フリーランスエンジニアにオススメのエージェント
11社厳選!フリーランスエンジニア向けオススメエージェント【現役フリーランスが解説】

続きを見る

仮に年収が120万上がるとすると、1ヶ月遅らせたら10万の損、3ヶ月遅らせたら30万の損になってしまうので早めに動く以外に選択肢ありませんよね?

あなたが自分の市場価値に見合った収入が稼げるようになることを信じています!

フリーランスに興味がある方・現状に不満のあるフリーランス必見

フリーランスエージェント

  • フリーランスになりたいけど案件獲得に不安がある
  • 今使っているエージェントに不満があるので、新しいエージェントを探している
  • まずは自分の市場価値を知っておきたい

フリーランス向けエージェントは案件探しはもちろんのこと、市場価値を把握するにもオススメ。
数多くのエージェントがあるので、実際に使った経験や客観的な感想をもとにオススメのエージェントをまとめています。

  • この記事を書いた人

ミツキ

フリーランスエンジニア兼Webディレクター【信念】『周りの人と自分が生きたい人生を生きる』【経歴】学習院大学経営学科→独立系SIerでSE4年→フリーランスエンジニア5年→現職。>>お仕事のご依頼 >>プロフィールの詳細

-フリーランス, フリーランスエンジニア