- これからSEになろうと思っているけど儲かる仕事か知りたい
- すでにSEをしているけど儲かる実感がない…
今回は上記のような事を考えてる方を対象として解説をしていきます。
「SE(システムエンジニア)という仕事が儲かるのか?」
すでにSEをやっている方もそうですし、これからSEを一つの選択肢として考えている方にとっても気になることですよね。
僕自身、SEとして9年間やってきたのでその経験をもとに解説をしてきますが、結論として言えることは下記になります。
ポイント
- 平均的に言うとSEは他の職種よりも儲かりやすい
- 儲かることだけを考えてSEになるのはNG
- SEとしてしっかり稼ぎたいなら大事なことは三つある
それぞれどういうことか見ていきましょう。
- 本記事を書く僕はSE歴9年。
- SIerで4年間SEをやった後にフリーランスで5年間活動。
- 現在はフリーランスWebマーケターとして、実体験×客観的視点で本ブログを運営中。
実際にSEは儲かる仕事なのか?
それでは早速本題に入っていきます。
冒頭でも書いている通り、SEという仕事は他の仕事に比べると儲かりやすいです。
実際の統計データなどを参照しながら解説をしていきます。
平均年収は他の職種よりもSEの方が高い
マイナビ転職の統計データによるとSEの平均年収は下記のように掲載されています。
DB・ミドルウェア設計/WEB・オープン・モバイル系 | 588万円 |
---|---|
マイコン・計測・画像等/制御系 | 569万円 |
通信制御ソフト開発/制御系 | 565万円 |
アプリ設計/汎用機系 | 563万円 |
アプリ設計/WEB・オープン・モバイル系 | 542万円 |
パッケージソフト・ミドルウェア | 528万円 |
SEと一口で言ってもいろいろなタイプのSEがいるので仕事内容によって平均年収が変わってきます。
職種関係なく全体の平均年収が546万円なので、ほとんどのSEの仕事が平均年収よりも高いことが分かります。
参考
上記の指標はあくまで平均、20代から40代まで幅広い年齢での平均となるので、20代の方の収入は平均年収と比べると低い値になることが多いです。
実際に僕がSEとして働いていた時の年収としては下記のようになっています。
- 22歳(新卒時):368万円
- 26歳(フリーランスへ転向):420万円
- 31歳(SEでの最高年収):672万円
統計データを見ても僕の実際の年収を見ても他の職種よりも高いことが分かるかと思います。
SEと言ってもいろいろな仕事がある
上記を見ていただければわかる通り、SEは様々な仕事があります。
具体的にどのような仕事内容があるのかについては下記の記事にて解説をしています。
SEの仕事の一部、別の仕事として表現をされることがありますが、ネットワークエンジニアという仕事もあります。
一部サイトでネットワークエンジニアが稼ぎやすいという記述がありますが、上記のマイナビ転職でのネットワークエンジニアの仕事の年収は下記のように掲載されています。
- ネットワーク設計・構築(LAN・WAN・インターネット):534万円
- ネットワーク運用・監視:464万円
この数値を見ていただければわかる通り、全体の平均年収が546万円なのでネットワークエンジニアはどちらかと言うと稼ぎづらいと言えます。
また、SEであればわりかし働き方も融通が利く部分もありますが、ネットワークエンジニアの仕事は作業服を着てネットワークの回線をいじったりと泥臭い仕事が多いです。
なので、もしネットワークエンジニアをやりたいという方はそれも考慮の上で選択して頂ければと思います。
SEは儲かるからという理由だけでやるのはおすすめしない
ここまでSEは儲かるというのを統計データと実体験をもとに見てきました。
ただひとつ言えることとして、SEは儲かるというだけで頑張るのはおすすめしません。
当然収入というのは大事な要素ではありますが、人生というくくりで見た時に収入はその一部でしかありません。
ひとつ提案のような形にはなってしまいますが、下記のように考えるのはいかがでしょうか?
ポイント
- 自分にとって理想の人生はどういうものなのか?
- その理想を叶えるためにどれくらいの収入が必要なのか?
- SEをやることでその理想を叶えることが可能なのか?
僕がSEから Web マーケターへキャリアチェンジしたのは上記を考えた時に理想と現実が違っていたからです。
- 時間と場所に問わず働けるようになりたい。
- 自分の成長を感じられる環境で仕事をしたい。
このように僕は考えていましたが、会社員でSEを4年間やって正直最初の1~2年はしっかり成長できた実感があるもののその後の2年くらいは成長の実感がありませんでした。
ブラック企業で消耗していたというのももちろん原因としてありますが、「SEの理想と現実のギャップ」に苦しんでいたというのがあります。
なので、SEとして頑張って行くのであればしっかりと目的を明確にしておくことをおすすめします。
SEの仕事を否定するというわけではなく、単純に僕にとっては理想を叶えられる仕事でなかったというだけの話です。
ポイント
- 人並み以上に稼ぎたい
- パソコンに向き合って仕事をしていくのが苦にならない
- 技術革新がでも吸収していく気持ちがある
という方であればSEとして頑張って行くのは全然ありだと思います。
儲かるSEになるためにやるべきこと
ポイント
- SEは他の仕事よりも稼ぐことが可能
- 収入以外の便もしっかりと見ることが重要
ということについて見てきました。
それではSEで儲けるために大事なことは何でしょうか?
SEで儲かるかどうかはピンキリなので、しっかりと稼ぎたいという人は下記三つのいずれかを目指すと良いかと思います。
ポイント
- 大手へ就職・転職する
- 上流工程の仕事に携わる
- フリーランスになる
それぞれどういうことか見ていきましょう。
1.大手へ就職・転職する
まず一つ目は大手のIT企業へ入ることです。
IT業界は様々な会社があり特色もそれぞれですが、基本的に中小企業よりも大手企業の方が収入は上がりやすいという構造になっています。
当然といえば当然の話かもしれませんが、大手就職するには下記が大事となります。
ポイント
- 就職するなら学歴があること
- 転職するなら実績があること
IT業界は人が不足しているので少し緩い部分もありますが、基本的に見られるのは上記かと思います。
大手が収入上がりやすい理由
SEの仕事はクライアントから一次受けして対応するケースもあれば、2次請け、3次請けといった感じでクライアントと直接契約をしないケースもあります。
2次請けや3次請けになると当然ながら会社に入ってくる金額が下がるため、その会社で働いている人の給料が下がるということにつながります。
大手企業であれば1次で仕事をするケースも多くありますが、中小企業の場合は二次請けや三次請けの仕事が多くなってしまうため、その結果SEの給料が上がりづらいというのがあります。
異業種から転職する場合に関しては、SEとしての実績がないと思うのでそれまでにどのような経験をしてきたかが問われることになります。
実際にどのような転職対策をすべきなのかに関しては転職エージェントに登録するといろいろ相談に乗ってもらえるので下記を参考にしてみてください。
2.上流工程の仕事に携わる
二つ目は中小企業でも上流工程の仕事に携われると収入は上がりやすくなります。
上流工程の仕事がどういうものなのかは「SEの仕事内容」を参考にしていただければと思いますが、下記のような仕事は収入が上がりづらいです。
- システムのテスト要員
- システムの運用保守
実際に僕はシステムの運用保守もメインでやっていましたが、儲かるという話が嘘なのでは?と思うほど収入が上がりませんでした。
なので、なるべく若いうちに稼ぎたいというのであればプログラミングスキルを身につけて開発業務に携わるのが良いです。
3.フリーランスになる
ポイント
- 大手企業に入る
- 上流工程の仕事に携わる
いずれも難しい、もしくは実際にやっているけど収入が上がらないということであればフリーランスになってしまった方が良いです。
他の会社へ転職してみるというのも一つの選択肢としてありですが、まだフリーランスを経験してないという方であれば下記の理由より一度フリーランスになってみることをお勧めします。
ポイント
- 会社員より断然収入が上がりやすい
- 一度フリーランスになると視野が広がる
- フリーランスが合わなくても会社員に戻ることは可能
SEでフリーランスになれば年収600~800万円は普通に行くレベルとなります。
どれくらいの収入になるかは実際にエージェントに登録して案件を提示してもらうと自分の市場価値を把握することが可能です。
上記でおすすめのフリーランス向けのエージェントを紹介しているので、自分の価値を正当に評価して欲しいという方はまずは登録をしてみましょう。
まとめ
今回はSEが儲かるのか?というテーマで解説をしてきました。
要点をまとめると下記の通りとなっています。
ポイント
- SEは他の仕事よりも稼ぎやすい
- 稼げるという理由だけでSEになるのはNG
- SEとして儲ける方法は大きく三つ
- 大手へ就職・転職する
- 上流工程の仕事に携わる
- フリーランスになる
シンプルな話として、プログラミングスキルを身につけて開発の現場に入る、もしくはフリーランスになるのがSEとして儲けるために手っ取り早い手段となります。
これまでにどういう経験してきたかによりますが、ざっくりと分けると下記のような感じとなります。
- 20代~30代前半で未経験からSEになる人:プログラミングスキルを身につける
- 30代後半以降で未経験からSEになる人:上流工程や大手企業での仕事に携わる
- すでにSEとして働いていて収入に不満がある人:フリーランスになる
ざっくりとした振り分け方で言うと上記の通りとなりますが、具体的にどのように行動すべきか?に関してはそれぞれ下記の記事を参考にしていただければと思います。
ポイント
プログラミングスキルを身につける・・・挫折しないためにもプログラミングスクールがおすすめ
上流工程や大手企業での仕事に携わる・・・まずはIT企業へ転職すべし
フリーランスになる・・・不安な方もまずはエージェントに登録して自分の市場価値を把握することが大事
具体的に行動に移さないことには稼ぐことは不可能となりますので、本記事が参考になったかたはすぐに行動していきましょう。